30-26 心配した別の人 ページ26
■ LeeTeuk ■
どうしてそんな反応なんだと気になって開き掛けたけれど、それを制したのはシンドンの慌てた声だった。
シンドン「俺はAは良い人だと思ってるって!でも兄さん達もそれを心配してるんじゃないの?」
ソンミン「どういう事?」
シンドン「ヒチョル兄さん達は、例えば俺達がAに遠慮がちに接したりしたら…とか思ってるんじゃないのかなって」
ヒチョルは何も言わなかったけれど、片方の眉がピクリと持ち上がったから読みが当たっているのかも知れない。
シンドン「ウニョクの話を真に受けたら見失ってもおかしくないよな。Aとの接し方。傷つけたらどうしよう。我慢させてたらどうしようってさ」
それは実際に僕が思ってしまった事だから咄嗟に視線を落とした。
皆に見られている気がして居心地が悪い。
ハンギョン「あぁ、はいはい。そう言う事ね」
突然ハンギョンが声を出すから顔を上げてみると、何が面白いのか結んだ手を口元に当ててクスリと笑っていた。
ハンギョン「分かり難い。お前も大概面倒くさいね」
ハンギョンが静かに笑うと、ヒチョルが「うるせーな!」と言いながらでかでかとした舌を打った。
二人の間で何かしら意思の疎通が出来たという事だろうか。
ハンギョン「あ、ごめん。気にせず話進めて?」
ほわんとした笑顔に促されるようにしてシンドンが頷く。
シンドン「兄さん達もフィルター規制掛かってない?結局は偏ってるよね。ドンヘもAもどっちも同じ様に大切なら同じ様にフォローしてあげなきゃ」
ハンギョン「ヒチョルは、また別の人の心配もしたんだよね。だからちょっと…ドンヘの事はウニョク任せになっちゃったのかな?大切な人が多いと困るね?」
ヒチョル「うるせーって!」
苛々しつつもどこか照れ臭そうにするヒチョルと、コクコクと頷くイェソン。そしてまた「あぁ…」と声を漏らすウニョク。
あとの皆は意味が分からないと言った具合に首を傾げている。
ハンギョン「別に話したくない事は言わなくても良いよ?話さない事で守る人がいるなら、話して守ってもやらなきゃ。ドンヘには何か言ってあげるべき。二人なら言えるでしょ?ねぇ、トゥギ」
突然話を振られて戸惑ったけれど、僕もハンギョンの出すほわんとした笑顔に促されるようにして頷いた。
もしかして…ヒチョルが心配した別の人って僕の事かなぁ。
……それはちょっと自信過剰過ぎるかな。
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ こっちに返事返すの忘れてました!イケメンは目の保養になるから良いと思います!他の妄想も早くお披露目したいけど、いっぱい掛け持ちしたらいっぱい待たせてしまうので、書き出せないでいます(^▽^;) 表に出した時は是非お付き合いお願いします! (2014年3月13日 0時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - ただ、単にイケメン好きのミーハーです!結婚式♪それは楽しみだ~♪お話では長い夜も終わり、おー、進んだ。と思う私です。他の妄想も有るとな?そりゃ楽しみだ~♪それが御披露目されるまで…じっくりゆっくり、付き合うよ~♪おつかれー!新章楽しみだ~ (2014年3月2日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ わーお!EXOくん達のイベントにΣ(゚∀゚ノ)ノ オンニってば幅広いですね!素敵!モジョはEXOくん達はまだ数人しか覚えてなくて…(^^;) それは楽しみですね!でもモジョも!来月友達の結婚式があるので、楽しみです♪楽しみがあると頑張れる! (2014年3月2日 3時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - 良かった~!私も元気だよ~♪4月にはEXOのイベ当たったから、楽しみもできたから、しばらく元気でいられるさ! (2014年2月23日 7時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
モジョ(プロフ) - かのかさん» >かのかオンニ☆ お久しぶりです♪というか、お気に入りに登録してくれている事にキュンです( ´艸`)♪ 嬉しい(*´д`*) 体調は…何とか大丈夫です♪いつも心配してくれてありがとうございます!オンニこそ大丈夫ですか?風邪など引いてないですか? (2014年2月23日 1時) (レス) id: 7f5f6342c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モジョ | 作成日時:2014年1月11日 2時