花魁の小太刀【刀剣乱舞】

31 優しい光と春一番 ページ34

(満side)


審「俺達は仲間だ。」


審神者様はそう言って笑った。

仲間？

それは、対等な関係の上に作られるものでしょう？

だったら私には…


燭「変なところで歯止めをかけないで。」


燭さん…。


まるで考えていることを見透かされたようだ。

隻眼がゆらゆらと鈍く優しい光を放っている。

大丈夫、大丈夫、
そう言われているかのようだ。


三「怯えなくていいんだぞ。」


宗近さま…。


向かいを見ると、宗近さまがほけほけと笑っている。

宗近さまの笑顔は、冬の薄氷の上を渡る春一番を思わせた。


もし、許されるなら…。

私の居場所を望んで良いのなら…。


満「…私……私は………。」



仲間なら、

皆さまと並び立つことを許して貰えるのかな。


仲間なら、

同じ方を向いてこれからを過ごせるのかな。


知り得ない感情が私のなかを駆け巡っている。



胸を焦がされるような、


何かが溶け出すような、


押し潰されるような、


内側から弾け飛ぶような、

そんな感じ。



私は今、どんな顔をしてる？


私は今、どんな気持ち？



すると、突然視界が遮られた。


背中にまわされた腕…。


強く逞しいその腕には

黒々とした龍が渦を巻いていた。


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

なんかグダグタ…(;_;)

そして、みじかいいいいいい(T▽T)

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