8 ページ8
.
SC「ごめん嘘。本当にAに会いたかっただけそれだけ。」
それも嘘なのでは?と聞き返したくなるような内容であるが今ここで聞き返すとめんどくさい女になるので素直に受け入れようとした。
したけど、やっぱり無理だ。
こんな糖度の高いセリフを生きてて言われたことがないんだからどうあがいても私の体温は上昇していくばかり。
SC「キモいよな…」
『、キモいなんて、そんな、違くて』
SC「びっくりさせちゃったな」
『…はい今まで言われたことないので』
沈黙が続く。何か話題を振らなくてはと脳みそをフル回転させるがでる答えは”しぬ”
もう少し頭のいい答えが出ないものか。
SC「ごめん」
『謝らないでください!』
SC「ごめん」
『あーもう!!』
スンチョルさんの肩を掴んで左右に揺らす。
その度に香るスンチョルさんの香水に自爆する。
ぐぁぁ、やべえ
『スンチョルさん、ひとつ聞いてもいいですか?』
SC「なんだ?」
『…んーやっぱりなんでもないです!』
どうして私に会いたかったんでしょうか
あいにくそんなことを聞けるほどの勇気は持ち合わせていない。
.
92人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:膝の上 | 作成日時:2022年12月25日 19時