私のクリスマス (ページ26)

今日:8 hit、昨日:16 hit、合計:10,065 hit

26 ページ26

.

また今日も勝手に玄関を開ける
思いっきり開けたせいか自分も倒れそうになる。

『ハオ、！』
WZ「うるせぇな」
『ハオいる？！』
WZ「あぁそこで寝てるよ」

ジフナが指をさした先にはトナカイのカチューシャをしたまま寝ているハオがいた。
なんでカチューシャつけてるの笑

WZ「俺は邪魔かなぁ」
『うん』
WZ「お前ほんと、」
WZ「今度こそ逃すなよ。」
『うん、ありがとう』

.

『ハオ、』
『起きてる？まあ起きてなくてもいいけどいやよくないか』

『ねぇハオ。私ずっとずっとハオのことしか見えてなくて早くハオの彼女になりたいって思ってたけど関係壊したくなくて何も言い出せなかったの。
それでこの前街で会って、やっぱり好きだなって』

『あーやっぱ起きててよもっかい言うの無理かも』

カチューシャについているベルを鳴らす
1回、2回、3回

MH「もっかい言ってよ」
『え、？』
MH「だから、俺のことずっとずっとどう思ってたの？」
『、聞いてんじゃんバカ』

ふわっと笑う彼の笑顔が大好きだ
可愛くてかっこよくて綺麗で繊細で
あーダメだ目の皺まで愛してるかもしれない

MH「A、」
『な、なに』
MH「ヒョンを置いて来てくれたってことはそういうことでいいんだよね？」
『そういうこと？』
MH「好きです。Aのことがずっと。」

MH「なんか言ってよ」
『好きです好きです！大好きです！！愛してます！』
MH「っ笑、ほんとアホだな」

壊れ物のように私を抱きしめるハオから香る匂いは
私が高校生の時にプレゼントした香水の匂いがした。

.