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ピヨピヨだかちゅんちゅんだか
鳴いたのかわからないが朝が来た。
夜お腹にあった手がなかったせいかなんとなく肌寒かった。
いや真冬だ。クソさみい。
隣を見ると今にもベッドから落ちそうなハオ
ごめんな、小さいよな、、
『ハオ、もっとこっち来な』
MH「…んー」
『あーもう』
反対に向いたハオのお腹を両手でグイッと私の方へと向ける。
同時に長い腕がその反動でバンッと背中に当たった
『…いっ』
そのまま私はハオの腕の中に入るような形になった。
いや、あったかいけど。あったかいんだけどさ
『…ハオ』
MH「んー」
『起きてるでしょ』
MH「起きてない」
ほらね
MH「もう少しこのままでいい?」
『、いいよ』
彼にはどうしても甘くしてしまう。
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MH「今日何限から?」
と呑気に私が焼いたトーストをかじりながら聞く
『3限』
MH「うわずる」
『なんでよハオは?』
MH「、一限」
『え?!あと1時間もないよ?!』
MH「んー」
まだいたいーと駄々をこねるハオをなんとか玄関まで連れ出す。
『じゃあね』
MH「…行ってきます。」
玄関の扉を開けてふぅと思ったら
もう一度開いて、
MH「メリークリスマス、A」
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作者名:膝の上 | 作成日時:2022年12月25日 19時