私のクリスマス (ページ12)

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WZ「でさーなんで急にヒョンのこと聞いたんだ？」
MH「ヒョン？」
WZ「ああスンチョリヒョンだよ」
『いや…』

WZ「なんか言われたか？」
『んー…』
WZ「んだよさっさと言えよいつもならベラベラ喋んじゃん」
『また今度話すよ〜。それよりミンハオ彼女さんと会わなくていいの？』
MH「そんな毎日会わなきゃ行けない義務じゃないし。まず彼女じゃないし。」
『えっ！！！？』

ほんと馬鹿。純粋無垢バカやろう。
いつのまにかキッチンでコーヒーを淹れてきてフーフー冷ましながら私の方を見て言う。
ああそういえばミンハオも私に負けないくらいジフンの家に入り浸っていたっけ。

WZ「こいつビッグニュース！とか言って息切らしてたのにウケる」
MH「えーそんなに意外だったー？」
『いやだって、女子のこと苦手とか言ってたあのミンハオが、だよ？！』
MH「まあそうだよな」

湯気の間から見えるミンハオはあの頃と変わらず私には輝いて見える。
あれは高校2年生の冬だった。ミンハオとノリでツリー見に行こー！なんつってカップルだらけの通りを歩いていた時
人が多いからって手を繋いで綺麗だねって言い合った瞬間に私は彼に落ちた。
いやすでに落ちていたか。

最近なんとか脱出できたが今はまた断崖絶壁に立たされているようだ。

WZ「俺ちょっと出かけてくるわ」

ああまた落ちてしまう。

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