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彼の顔を覗くと泣いた後があって、閉じかけていた目が開いて私と目が合うと寂しく微笑むその表情を見てそう言った。





SC「Aがいる〜」

『チャニが教えてくれたの』


SC「A〜…」

『あぁ待って寝るならベッドに、って、あ』





私の肩で寝やがったな





『スンチョル、聞こえる?』

SC「…ん」



『話聞こうか?』

SC「…いい」

『でも、話さないと』

SC「…じゃあ今日一緒に寝てくれる?」





じゃあって、じゃあじゃないよ
今この状況でも精一杯なのに…





SC「ごめん、無理な事言った」

『…私こそごめんこんなのでSC「なんで謝るの」





肩に乗せていた顔を上げて寂しそうな悲しそうな顔をしたスンチョルが私を見つめる





SC「Aのせいじゃないから絶対謝っちゃだめ。」

『うん。わかった』



SC「…もう帰る?」

『帰らない』


SC「もうこんな時間だよ」

『スンチョルがスッキリするまで帰らないから』






だよね…と髪の毛を触る
少しの沈黙が流れて彼は話し出した。





.





SC「…今日練習中にさ声上げちゃってそれでトレーナーのヒョンに子供じゃないんだから話しあえよって言われて」




似たようなことがこんな頻繁に起きるグループだったっけと不安がよぎる




SC「あー俺馬鹿だなって。みんな頑張ってんのに俺だけが頑張ってるみたいな空気にしちゃって」

『今まであまりなかったよねスンチョルが声上げるの』

SC「うん。我慢してだんだけど、最近疲れて我慢出来なかった。」



『カムバ、もうすぐ?』

SC「あと2週間くらい」

『そっか』





どうアドバイスしたらいいのか正直わからないことの方が多い。
その人ごとに考え方があるからみんなに同じことを言っても何も助けにならないことだってある。

でも黙ってしまうと余計不安にさせてしまう





『カムバ期でリーダーが怒らなかったら誰が怒るのよ』





こんな当たり前の言葉でも感情でいっぱいいっぱいの彼はきっと気づけていない
だから悩んでるんだと思う
そうやって自分の言ったことを正当化させるけど…





『どんな怒り方をしたのかわからないけど、手出してないならいいんじゃない?私はそう思うよ』

『でも頻繁に怒るとその効果無くなっちゃうからこれから先は少し怒るの我慢ね。』






本当はもっともっと彼に寄り添う言葉をかけてあげたい
けどそれがすごく難しい
だからその分彼を抱きしめる
傷が少しでも癒されますようにと

.→←チャニからの呼び出し



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赤福食べたい(プロフ) - たああたあたたたーーー尊い!!! (2022年12月10日 11時) (レス) @page31 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
膝の上(プロフ) - 〇〇さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります( ̄^ ̄)ゞ (2022年9月20日 17時) (レス) id: 666032b504 (このIDを非表示/違反報告)
膝の上(プロフ) - 赤福食べたいさん» コメントありがとうございます!本当ですか?!嬉しいです(о´∀`о)更新頑張りますね!! (2022年9月20日 17時) (レス) id: 666032b504 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - おああ!続きが気になる!! (2022年9月17日 15時) (レス) @page21 id: dc7d3a4bc1 (このIDを非表示/違反報告)
赤福食べたい(プロフ) - 今までに無いお話で大好きです!更新頑張ってください(* ´ ˘ ` *) (2022年9月3日 14時) (レス) @page21 id: ae3f32f87f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:膝の上 | 作成日時:2022年8月5日 16時

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