金が無くても戦はできる！【浦島坂田船】

◇ ページ50

うらたside


話している内に、Aちゃんの家庭はかなり貧困だってことがわかった。



Aちゃんはいま、弟が心配だから、と玄関から出たところ。


道がわからないらしく、センラが一緒に付いていってる。


「……なんかAちゃん悲しそうやなかった？」


「うん。ちょくちょく引っ掛かるとこはあった」



他の人は普通に出来ることが、自分には出来ない。………お金がないから。


Aちゃんはお金に縛られてる。



まぁ、でも楽しそうだったし、たくさん笑顔を見れたから……よかった。


かわいかったし……ね。うん。



こたぬきだったら尚よかったんだけど。。。



「……センラ遅ない？しゃべってんかな」


「えぇ、それだったら俺も混ぜてほしい。センラずるい」



ただこうやってセンラを待ってるのも暇だから、と思ってスマホを手に取った。


ロックを解いて、なんとなく目に入ったツイッターのアイコンを開く。



いつもと同じその瞬間が、、なんだか長かった。



嫌な予感。。


それは的中した。






〜〜〜〜@crew

うらたさん、これ本当ですか？
まだ名古屋いますよね？この人のツイートが……



〜〜〜〜〜〜〜@こたぬき

うらたんヤバいよ……
センラさんが大変なことに………



〜〜〜〜〜〜〜〜〜@ラ

浦田さん、これセンラさんじゃないですよね。センラさんまだこのツイートに気づいてないみたいで………
デマだと信じてます。




なんだ、何があった？センラのことらしいけど、俺のとこにもこんなにきてる………。



みんなが指す、ひとつのツイート。




☆？?？?？☆

家の近くでセンラさん発見〜！
なんか中学生の女の子とおしゃべりしてました〜！！



……文とともに貼り付けられたのは、センラがAちゃんと歩いている写真。


二人ともうまい具合に顔が隠れてる。
………が、やっぱり炎上しそう。荒れてる。



俺は急いでセンラに電話をかけた。



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30000hitありがとうございます！！
それと、切り悪いけど、続編に行きます。続編の方も評価やコメント、お願いします！

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