僕がいないとだめなんだ。ym (ページ25)

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知「とにかく…佐々木は、ちがうと思う。
でも紫のブレスレットのこととかを知ってるってことは少からず関係はあるに違いない。
だから、佐々木は実行犯ではない関係者だと思う…」

裕「なっ、なら！佐々木を警察に届けて全部白状してもらえば犯人がわかるんじゃない…！？」

知「……いまから、警察に連絡する。
それで佐々木を確保してもらって話を聞いてもらおう。」

「…………これで」

これで

今度こそ、山田のことを……

慧「…大ちゃん」

「伊野ちゃん」

慧「これで、山田が見つかるね」

「っ…うん」

慧「がんばったね、大ちゃん
支えられなくてごめんね…」

「…そんなことない！ありがとう伊野ちゃん」

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「…………山田」

久しぶりに、家で山田とのトークを開いてみた。

相変わらず送ったものに既読はついていない。

「山田、もうすぐ見つけるからね」

はやく

俺が、俺が、山田を見つけないと。

俺がいないと

俺がいないと、だめなんだ。

俺がみつけてあげないと。

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