僕がいないとだめなんだ。ym (ページ13)

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知「でも、このS.Kが人なのか場所なのかは置いておいて。
この" S.K会う "っていうのが１ヶ月に5回前後…。
特に決まったルーティンで会っている感じでもなく、でも頻繁に回数は重ねているんだ。
何かこういう人と会ってる、みたいな話聞いたことない？」

裕『んー…、いや、ないなあ…。
ていうかあんな忙しいヤマが、そんな頻繁に会えるもんなの？』

「それが、ほとんど23時からとか夜中なんだ。」

いったいどういう関係の人と会ってるんだ。

やっぱり………恋人？

知「……恋人、とかいたのかな」

光『えっ……』

知「でも僕でさえ、そんな話聞いたことないんだ」

雄『俺はいないと思うけどな』

「……そ、そうだよ！それにあんなに忙しい山田が恋人作る時間なんてあったのかな…っ」

光『うん、ないと思うよ…恋人っていう線はないかも』

裕『実は、さっきヤマの両親に連絡したんだ。
でも帰ってきてないし連絡もないって…』

これ、ほんとに誘拐とかじゃない…？

薮『さすがに、警察にも本格的に動いてもらうべきなんじゃないか…？この状況…』

慧『仕事も延期ばかり出来ないしね…』

裕『明日、俺オフだし思い当たるところとかに
行ってみるよ！』

慧『あ、俺も休みだから行くよ。』

知「僕も！」

結局、この通話では

S.Kが誰なのか、この人との関係性など

謎が深まるばかりだった。

だけど、少しだけ進展した。

この " S.K " ………探せば、きっと山田を

見つけることが出来るはずだ。

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