いつかまた元の君にⅡ (ページ6)

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＿fourty-nine ページ6

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家に入り、無言でリビングに行く。

『おかえ…っ』

彼女の姿が目に入った途端、腕を掴んで濃厚なキスをする。

『っは、』

自分でもよく分かる。

今、俺は狼のような目付きをしているだろう

『ね、っ』

夢中でソファーに押し倒して、彼女の細い手首を縫い付けるように力強く押し付けた。

『っ、たくちゃ…』

俺を呼ぶ弱々しい声を断ち切るように、もう一度口を塞ぐ。

さっきよりももっと長く、舌を絡ませて

彼女は苦しそうに、足をじたばたさせている。

唇を離すと、彼女の目には涙が溜まっていた。

もっともっと、

そう思う度に、気持ちが膨らんでいく。

服に手をかけると、彼女が俺を呼んだ。

『たくちゃん、…ちょっと待って、』

彼女の声と唇は、小刻みに震えている。

『たくちゃん、なんか変だよ…、』

その言葉とともに、彼女の頬を光るものが流れた。

「…ごめん」

「俺、Aに八つ当たりしてたかも。スタメンに入れなかったのと不調なのが悔しくて…。今までに無いくらい」

ゆっくりと起き上がると、彼女の手を引っ張って体を起こした。

優しく抱きしめる

(我慢ばっかりさせて、ごめんな)
(やっと戻ってくれた、)