いつかまた元の君にⅡ (ページ11)

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＿fifty-three ページ11

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『卓ちゃんいつまで休み？』

「何日かは家におれるよ」

『ふーん…ねーどっか行こ！』

「急にw」

数日間のオフが始まり、家でゆっくり…と思いきや彼女はどっか行こ、と言い出す。

「俺、ゆっくりしたい」

『シーズン終わったしたまには外行きたいの』

「んー…」

『行きたい！どうしても！』

「どうしてもって言うなら…」

渋々承諾すると、彼女は嬉しそうに“やったー！“って喜んでいる。

「…どこに？」

『うーん…イオンとか？』

「Aが行きたいなら」

『うー、、、っ行きたい！』

「なんか、とりあえず感あるっちゃけど」

『欲しいのがあるの！』

はやくはやく、と促されて車に乗ると“何買おうかな“って迷っている。

行く途中、“あの“公園を通り過ぎた。

もう、4年ぐらい経つのか。

彼女を見る。

すると、視線に気づいたのか彼女はこちらを向いた。

『卓ちゃん、前見てないと事故するよ？』

「…知ってる」

いつか俺ら、結婚するのかな。

そう思った途端に、彼女のことを気にしてならなかった。

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