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「先、行っとるね」


>「はーい」






ゆっくりと、昇降口までの階段を降りる


男子達が大きな荷物を背負ったまま横を過ぎていくのを横目に見ながら、私は彼のことだけを考えていた









水飲み場の横の、大きなベンチ。


その1番端に座って、いつも友達を待つ









このベンチからは、野球部が使うグラウンドが真正面に見える。


白球を追う彼がいたから、癖がついちゃったのかもしれない








「…はぁ」







私はこの風景が大好きだった







>「何ため息ついてんの」




友達が、笑いながら隣に座る。




「ん?なんかごめん」


>「いや、謝ることじゃないんやけど…」





彼は今、何をしている?
練習している?
家にいる?

それとも…





>「ほんま、好きやね」


「えっ!?!?」


>「何驚いてんのよ、これだよ」




指先は、グラウンドを指していた。


彼のことが全て口に出てたかと思った






>「なんで好きなん?これ。ふつーのグラウンドじゃない?」


「そう言えば聞かれてなかったかも」


「…んっと、中学校のグラウンドと風景が似とるから…かな」


>「じゃあふつーのグラウンドやったってことね」


「言い方変やんー(笑)」








誠司くん、







もう少しだけ、今の私に夢を見させてあげてください。






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設定タグ:プロ野球 , 東京読売ジャイアンツ , 小林誠司   
作品ジャンル:恋愛
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だらだらピカチュウ(プロフ) - 聖音美紅さん» ありがとうございます!一途のヒロイン結構大変でした、、、(笑)実はちょっとsideを変えて書こうかなぁとも思っていますが、長編は疲れてしまったのでしばらくはやめておこうと思ってます(^^;;また気が向いたら公開するかもしれないです(^-^) (2019年6月12日 23時) (レス) id: 24f53a6468 (このIDを非表示/違反報告)
聖音美紅(プロフ) - 全部読ませていただきました!!ずっと待っていたヒロイン一途でいいですね!もしよろしければ続編も期待しています! (2019年6月12日 22時) (レス) id: 8aec995585 (このIDを非表示/違反報告)
だらだらピカチュウ(プロフ) - ありがとうございます!面白いって言って貰えると更新する気も上がります♪続き楽しみにしててください! (2018年9月23日 20時) (レス) id: 8fd2671549 (このIDを非表示/違反報告)
イヅ(プロフ) - この小説面白い!更新頑張って下さい!! (2018年9月23日 20時) (レス) id: 0266ec0724 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だらだらピカチュウ | 作者ホームページ:プロ野球  
作成日時:2018年9月23日 14時

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