26つ目のお仕事 ページ29
−貴方side−
窓から見える綺麗な街並み
見慣れない物ばかりでワクワクする反面少し日本が恋しい気もした
『…?』
ふと、隣に座っているころん様に目を向けると心做しかぐったりしている様子
具合でも悪いのかな…
具合…あ、もしかして…
『ころん様…もしかして車酔いですか…?』
「…うん、実はね笑」
笑っているが顔は真っ青でとても大丈夫そうには見えない
『ころん様、失礼しますね』
「うぇ?!///」
車出よった時にはなるべく衣服を緩めた方がいいからころん様のネクタイを少し緩め第1ボタンを外した
えっと…確かここに…あった
『ころん様、もしよろしければお好きなものをお選びください、』
−ころんside−
車に揺られてはや15分なんだか気分が悪い…
車酔いなんていつもはしないんだけど
「(7時間以上飛行機に乗って疲れたからかな…)」
そんな事を思いながら背もたれによりかかっていると隣に座っているゆきに声をかけられた
どうやら僕が車酔いをしてることに気づいたらしい
よく気づいてくれたなぁ…なんか嬉しい
そっからゆきの車酔いの対処法?が始まった
━━━━━━━━━━━━━━━
ふぅ…やっと終わった…
まさかあんな近くにゆきが来るなんて思わなかったから変な声出しちゃった
まぁ、服をゆるめるためだったんだけどさぁ
かっこ悪いとか思われてないよね?え?思われてたら最高に嫌なんだけど
そんなことをもんもんとしながら思っているとゆながエプロンのポケットから小さな袋を取りだした
『ころん様、もしよろしければお好きなものをお選びください、』
袋の中には色んな飴が入っていた
『もし、ころん様が車酔いになったらと思い…こんな事しかお役に立てませんが笑』
あははと眉を下げ申し訳なさそうに言うゆき
ギュウ
『こ、ころん様?!///』
そんなゆきの健気な姿が可愛くて思わず抱きしめた
「僕のためにありがと」
『い、いえ、とんでもないです!///』
体を離しゆきの真っ赤に染まった顔を1度見ていちご味の飴を貰った
ふわっと口に広がる甘さは今の僕の心を代弁してるようだった
「ゆき」
『は、はi…むっ、』
「ど、おいし?」
まだ恥ずかしがって顔を伏せてるゆきの口に僕と同じ味の飴を入れた
『…美味しいです(´˘`*)』
彼女の幸せそうな笑顔のおかげかいつの間にか車酔いは収まっていた
to be continued−…
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輪廻@サブ垢なのだー!(プロフ) - え?あの!ちょ、んふふ…////あ、すみません取り乱しました((すごくめっちゃくちゃ好みの小説です!神ですか?あの付き合r((殴 (2020年7月1日 7時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)
うり - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月24日 8時) (レス) id: 8010b1a9dc (このIDを非表示/違反報告)
すみれ@自由人(プロフ) - このお話面白そうですね…! こういう設定のお話好きなので嬉しいです! 頑張ってください、応援してます! (2020年5月23日 6時) (レス) id: 87f53a63fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめにゃんこ | 作成日時:2020年5月23日 0時