大富豪の息子と新人メイド【S】

23つ目の仕事 ページ25

−貴方side−

お見合い…ホントにお見合いだったらどうしよう


…


"どうしよう？"どうしようって何？


ころん様にいいお相手が見つかるのはいい事だし私がどうすることも無い


お仕えする相手が幸せになることは従者にとっても幸せな事


なのに、何故こんなにも胸がチクチクするんだろう


お見合いなんて…して欲しくない


何故こんな事を思うようになってしまっているんだろう


悶々と部屋の隅で考えをめぐらせているとひとつの声が耳に届いた


な「よし！じゃあ、俺はもう帰るね、家の仕事もあるから」


じ「なーくんは真面目やなぁ〜なーくんが帰るんやったら俺も帰ろうかな」


さ「目的も達成出来たし今日のところは帰るか〜今度ゲームしに来るから用意しとけよ〜」


こ「なんでだよw」


り「俺も帰ろっかな、家の事まだ残ってるし」


る「僕もやることがあるのでここら辺でお暇しますね」


どうやら皆さんお帰りになるみたいだ


私は部屋のドアを開け玄関へと案内する


な「また来るね！ゆきちゃん」

じ「またな〜」

さ「じゃあな〜、ころん手ぇ出すなよ〜笑」

る「お邪魔しました！」

り「バイバイ、ころちゃん、ゆきちゃん」


『ありがとうございました、お気をつけてお帰りください』


こ「じゃあね〜、さとみくんはふざけんなw」


皆さんがワイワイと帰りの挨拶をしている中私の心は未だ晴れないままだった


To Be Continued−…

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