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2つ目の仕事 ページ3

−貴方side−

『ここが葵希財閥か…』


大きくてキラキラした家に思わず圧倒される


え、私ですか?


あ〜私は今日からここから働く事になった


夢野 ゆき


こんな所で働くのがおこがましいほど普通っていうか借金持ちの貧乏娘です…


まぁ、その借金のせいで働くことになったんだけどさ


「ホントに今日も素敵でしたわ」

「あのお方と結婚出来たら幸せだわ〜」

「やだ、私と結婚するのよ?」


そんなことを考えていると前から豪華な服を身にまとった綺麗な女の人達が歩いてきた


『私もあんな服着てみたいなぁ〜…』


自分があんな服を着れたらなと想像していると前から歩いてくる女の人達にぶつかってしまった


ドン


『いっ……』


「あら、ごめんなさい」

「って、何この子…」

「随分、みすぼらしい格好をしてるわよ」

「やだ汚らしい」


クスクスと笑いながらそういう女の人達、私はふと自分の姿に目を向ける


服はツギハギだらけで転んだせいで少し汚れている


私だって好きでこんな格好をしてる訳じゃない


悔しい…


私はギュッと服を握り立ち上がる


『申し訳ありません、前を見ていなかったものですから』ペコリ


深々と頭を下げ謝罪をする


「ふんっ、ホントよお父様から買ってもらった服が汚れたらどうするのよ」

「礼儀知らずな女ね」


礼儀知らずはどっちだよ


『(だめ、我慢我慢…)』


『すみません』ニコ


精一杯の笑顔でもう一度謝った


「気をつけなさいよね」


そう言い放ちスタスタと歩いていく令嬢


まぁ、こんな風に頭を下げるのも暴言を吐かれるのも慣れたもの


『っ…』


歩こうとすると足がズキンと傷んだ


さっき転んだ時に膝を擦りむいたようだ


足から血が垂れ、ドクンドクンと膝が熱くなる


『しょうがない、このままいくしかない』


?「ちょっと、その傷で行くわけ?」


足を引きずりながら歩みを進めようとすると後ろから声が掛かった


?「そんな足でその大荷物持って行くの?」


振り返ると立っていたのは水色がかった綺麗な髪の毛に吸い込まれるようなぱっちりとした目


問いかけに答えるのも忘れて見惚れてしまった


こ「ちょっと聞いてる?」


『あ、いえ、だ、大丈夫で…す』


ハッとして慌てて答えるが生憎私は子供の頃から人見知りでまともに喋れなかった


to be continued−…

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輪廻@サブ垢なのだー!(プロフ) - え?あの!ちょ、んふふ…////あ、すみません取り乱しました((すごくめっちゃくちゃ好みの小説です!神ですか?あの付き合r((殴 (2020年7月1日 7時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)
うり - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月24日 8時) (レス) id: 8010b1a9dc (このIDを非表示/違反報告)
すみれ@自由人(プロフ) - このお話面白そうですね…! こういう設定のお話好きなので嬉しいです! 頑張ってください、応援してます! (2020年5月23日 6時) (レス) id: 87f53a63fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめにゃんこ | 作成日時:2020年5月23日 0時

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