15つ目の仕事 ページ17
−ころんside−
まさか自分に怪我をさせた奴をクビにしないで欲しいと言うとは思わなかった
『ありがとうございます』
へにゃっと笑う君
お人好しと言うかなんというか…
ホントに掴めない子
「あ、頭の怪我、手当しないとだよね…頭だから医者に見てもらった方がいいかも」
『いいえ、大丈夫…ですから…』
『赤羽様の元にお戻りください』
「莉犬くんなら帰ったよ、僕に気を使ってくれて…」
『ころん様に気を使って…?』
「まぁ!とにかくその事は後で!とにかく医者に来てもらう!」
『で、でも!「僕からの命令!ちゃんと診てもらって手当してもらって…?大事な側近さんなんだから…」』
下を向きながらモゴモゴと喋るころん様
なんだか、少し子供みたいで可愛いと思ってしまったのは秘密
「行こ?大丈夫?歩ける?」
私に手を差し伸べながら心配をしてくださるころん様
優しいなぁ…
『はい…大丈夫でs…-フワッ-わぁ!?』
フラフラと歩き出した瞬間体をふわっと持ち上げられた
あー…お姫様抱っこだ…
「そんなフラフラで大丈夫なわけないでしょ、特別に僕が運んであげる」
ふふんと得意げな顔をして歩き出す
降ろしてと言っても多分聞いて貰えないので黙っていることにした
ころん様は失礼ながら男性のなかでは体が華奢な方
それでも、私を軽々と持ち上げるなんてやっぱり可愛らしいお顔立ちをしていても男の人なんだなと思うと何故だか胸がキュンとした
これが胸きゅんと言うやつなのか…
「あー、ちょっと顔あかーい!何照れてんの?」
ニヤニヤとしながら私を見つめるころん様
『うるさいです…///…ちゃんと前を見てください…』
恥ずかしくて俯いてころん様と話す
「むー可愛くないの〜」
別に私は元々可愛くないし…
チュ
『へ?』
おでこに柔らかい感触が伝わる…ころん様に額にキスされたのだ
顔が一気に熱くなる
「えへへ、やっぱり可愛い」
『っ〜〜!///』
ホントにこの人は!!
『こういう時のころん様嫌いです…』
「えぇ!なんで?!」
だって…
『だって…ころん様にそういう事をされると心臓がキュッと痛くなって恥ずかしくなるんですもん…』
「…!///そっかぁ…んへへ、僕のこと大好きなんだね〜?」
『何でそうなるんですか!嫌いって言ってるじゃないですか!』
「そっか、そっかぁ〜」
本当にこの人には適わない
To Be Continued−…
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輪廻@サブ垢なのだー!(プロフ) - え?あの!ちょ、んふふ…////あ、すみません取り乱しました((すごくめっちゃくちゃ好みの小説です!神ですか?あの付き合r((殴 (2020年7月1日 7時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)
うり - とっても面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月24日 8時) (レス) id: 8010b1a9dc (このIDを非表示/違反報告)
すみれ@自由人(プロフ) - このお話面白そうですね…! こういう設定のお話好きなので嬉しいです! 頑張ってください、応援してます! (2020年5月23日 6時) (レス) id: 87f53a63fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめにゃんこ | 作成日時:2020年5月23日 0時