終戦 ページ7
-ゲゲ郎side-
指鉄砲の衝撃で洞窟の天井が吹き飛び、光が差し込む
空亡の姿が見えん……土砂に埋もれたか…?
「……!水木っ!おるか?!」
空亡と同様姿が見えない
ご先祖さまのちゃんちゃんこが水木達を守ってくれているはずじゃが……まさか……
水「……ゲゲ郎っ!みんな無事だ、すげぇなこのちゃんちゃんこ……」
予想通りちゃんちゃんこが水木達を囲み土砂から護ってくれたようだ
「水木、空亡の姿が見えん、恐らくまだやつは生きておる、気をつけろ!」
水「おう、わかっ…ゲゲ郎後ろ!!」
地面から空亡が勢いよく飛び出てきた
「しぶといやつじゃ」
飛び散った瓦礫を足場にし地面に叩きつける
空「ぐぅ゛っっ…!」
「もう、諦めろ」
空「…………まだだ……」
そう言い口角を上げる空亡
まさかと思い後ろを見ると気づかないうちに水木達の方へ腕が伸びていた
「さくらを喰らう気か!水木!鬼太郎!」
ダメじゃ、間に合わん!!
−やめなさい−
空「っあ゛ッッッッッ、や、めろ邪魔をするな!」
腕がピタリと止まり空亡が叫び声を上げた
「コレは……」
空亡の身体に鎖がまとわりつき動きが封印されていた
−これでもう悪さは出来ないでしょう−
その声とともに空亡の体からすぅっと魂が出て人型に変化した
水「助かったが、アンタ誰なんだ?」
水木がさくらと鬼太郎を抱き近づいてきた
「恐らくこの方はさくらのご母堂じゃ」
母「えぇ、初めましてさくらの母です」
ニコリと浮かべる笑顔はさくらとよく似ている
母「空亡に喰らわれ魂を縛りつけられていましたがなんとか、耐え続けていました」
母「ゲゲ郎さんのおかげで封印が弱まり出てくることが出来ました……ありがとうございます」
「いいえ、助けられたのはこちらの方です……貴方がいなければ空亡を倒すことは出来なかった」
そういい頭を下げるとさくらの母の体が少し消えかけているのが見えた
水「身体が……」
母「何年も耐え続けてきた魂です、保っているのも限界なのでしょう……」
そう言うとさくらの方に歩き頬に手を添えた
母「さくら、今まで寂しい思いをさせてごめんなさいね……またきっと会いに来るから待っててね……」
さくらを見つめる顔は慈愛に満ちており、やはり母親なのだと改めて実感させられる
母「ゲゲ郎さん、1つお願いがあります」
To Be Continued-…
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kei(プロフ) - はじめまして、小説見させてもらいました。すごく良かったです。お気に入りにしました。更新楽しみに待ってます。頑張ってください。😄 (2月18日 15時) (レス) id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
impotantanoath0(プロフ) - ゲゲ郎小説の中でいちばんのお気に入りです!ゲゲ郎さんがかっこいいし、可愛すぎます!毎日癒されてます!これからも続きを楽しみにしています!私の唯一の癒しです!これからも応援しています! (1月23日 11時) (レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 藤田百さん» イチャイチャちゅっちゅしてるの至福ですよね。これからも書き散らかしますね( ¨̮ ) (1月21日 16時) (レス) @page9 id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
藤田百(プロフ) - ゲゲ郎夢小説の中で1番好きです。イチャイチャちゅっちゅしてるところ何回も読み返してます。続き楽しみにしてます。 (1月19日 12時) (レス) @page7 id: 0682c3b944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめにゃんこ | 作成日時:2024年1月13日 17時