愛娘 ページ32
-母side-
あの時、空亡との闘いで言えなかった願い
「ゲゲ郎さん、水木さん、さくらの母としてお願いしたいことがあります」
ゲ水「「……」」
この人達に会うのはこれで2回目
でも、きっとこの人達ならあの子を、私の命より大切なたった1人の愛娘を……
｢娘の、さくらの傍にいてあげてほしいのです…｣
自分が無理を言っていることは十分承知している…ただ、
｢あの子の居場所になってほしいんです……どうか、どうかお願いします……!!｣
ゲ｢御母堂、頭を上げてくだされ｣
頭上から聞こえる声の通りに深く下げた頭をゆっくりとあげると何方もにこりと微笑み私を見つめていた
ゲ｢御母堂、心配せずとも儂らはさくらを1人にする気はさらさらない…安心してくだされ｣
水｢なんなら、私達は娘さんをもう家族と思っているくらいです｣
真っ直ぐな瞳でそう言うゲゲ郎さんに照れくさそうに笑う水木さん
どうやら、心配する必要はなかったようだ
さくら、貴方は素敵な家族がいるのね……
｢ありがとうございます、どうか娘をよろしくお願いします……そしてゲゲ郎さん、娘を幸せにしてやってください｣
ゲ｢……！も、もちろんですじゃっ！！｣
水｢なんだもちろんですじゃって動揺しすぎだろ｣
ゲ｢いや、まさか御母堂が儂らの仲をしているとは思わなくてのう……｣
｢ふふっ、母親ですもの、娘の反応を見ればすぐ恋人だと気づきましたよ｣
少し慌てる姿を見て思わずクスリと笑ってしまう
だが、この人はきっと誰よりも娘を愛し、守ってくれるだろうとなんとなくだが感じる
我が娘はいい人を捕まえたようだ
｢では、娘をよろしく頼みます…｣
鬼｢あう〜っ！！｣
水木さんとゲゲ郎さんがこくりと頷く中下から元気な声が飛んできた
｢んふふ、鬼太郎くんもさくらをお願いね｣
鬼｢う〜！｣
元気に返事をしてくれる鬼太郎くんの頬をそっと撫でると気持ちよさそうに手にすり寄ってくる姿は昔のさくらを思い出させた
｢…そろそろ時間ですね、さくら…｣
『もう、お話は大丈夫なの……？』
｢ええ、大丈夫よ安心して戻れそうだわ｣
『安心…？それは良かった？？』
｢じゃあ、そろそろ行くわね……｣
もう少しで日付が変わる
さくらを強く抱き締めそっと頬を撫でる
『お母さん、またね……』
｢ええ、絶対また会いに来るわ……｣
そして、時計の鐘がなると同時に私は地獄へと戻った
To Be Continued-…
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kei(プロフ) - はじめまして、小説見させてもらいました。すごく良かったです。お気に入りにしました。更新楽しみに待ってます。頑張ってください。😄 (2月18日 15時) (
レス) id: 5e3c4c5ca2 (このIDを非表示/違反報告)
impotantanoath0(プロフ) - ゲゲ郎小説の中でいちばんのお気に入りです！ゲゲ郎さんがかっこいいし、可愛すぎます！毎日癒されてます！これからも続きを楽しみにしています！私の唯一の癒しです！これからも応援しています！ (1月23日 11時) (レス) id: 7aeabcf1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 藤田百さん» イチャイチャちゅっちゅしてるの至福ですよね。これからも書き散らかしますね( ¨̮ ) (1月21日 16時) (レス) @page9 id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
藤田百(プロフ) - ゲゲ郎夢小説の中で1番好きです。イチャイチャちゅっちゅしてるところ何回も読み返してます。続き楽しみにしてます。 (1月19日 12時) (レス) @page7 id: 0682c3b944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめにゃんこ | 作成日時：2024年1月13日 17時
