幽霊族の彼に一目惚れしたおはなし 2章

バレンタイン4※ ページ24

※本編とは関係ありません、誰がなんと言おうと2月14日
※まぁまぁピンク

-ゲゲ郎side-

『まぁ、本命じゃないですね』


その言葉を聞いた瞬間血の気がさぁっと引いた


『゛さっきのは゛』

｢…？｣

悲しみに打ちひしがれている儂とは裏腹ににこりと笑顔をうかべるさくら

『ちょっと、待っててくださいね』

そう行って台所の方に歩いていったさくら
なんじゃ…？


『はい、これが本命チョコです』

戻ってきたさくらが持っていたのは茶色の小さな箱

｢！！｣


開けてみると様々なちょこれーとが詰まっていた

｢どれもキラキラしていて宝石みたいじゃ…｣

『渡すつもりでは居たんですけどタイミングが掴めなくて…』


話を聞くとなにやら水木の前で渡すのは照れくさく別で渡そうとしていたらしい


『ゲゲ郎さん、ハッピーバレンタイン』


儂をみながらふわりと花のように笑うさくらに愛しさが込み上げる


｢さくら、ありがとうなぁ…｣


ちゅ


そう言い、そのままさくらに口付けを落とす

『ど、どういたしまして…』


頬を染め、目を泳がせている姿も愛いのぅ…


｢そうじゃ、せっかくじゃ一緒に食べよう｣

『え、でもそれはゲゲ郎さんに…ん?!』


遠慮をするさくらをよそ目にはーと型のちょこを咥えそのまま唇を重ねる


『んっ…んん……ふぁ…』

口内の熱でゆっくりと溶け甘さが広がる

『げ、げろさっ……やめっ…んっ……』

｢もっとじゃ｣


唇を離そうとするさくらの頭を掴み逃げられないようにする

『ふっ…ん………』

時折漏れる声とぎゅっと着物を掴む手がとても愛おしい

もっと見たい感じたいと欲のままにゆっくりと押し倒す


｢…愛いのぅ…これだけで力が抜けてしもうたか…？｣


To Be Continued-…

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