幽霊族の彼に一目惚れしたおはなし 2章

バレンタイン3 ページ23

※本編とは関係ありません、誰がなんと言おうと2月14日

-さくらside-


『ん〜、いつ渡そうかな…』


ただいまお家で悩み中

さっき水木家にチョコを渡したのだが…実はもう一個あるんですねー
まぁ？本命？ってやつ？

そりゃあね！最愛のゲゲ郎さんが居ますから！皆とは別にありますよ！他の皆も愛してるけど！！


『…水木さんの前で渡すのは恥ずかしいからな……』

お風呂入ったタイミングか…？それとも皆寝静まった頃に…？

でも、ゲゲ郎さん寝てたらダメだしな…

『起こす？いや……_ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ_ん？』


悩みに悩んでいると家のチャイムが鳴った

誰だろう？


『はーい、どちらさm…｢儂は本命じゃないのか〜！！｣』

『うわっっ、ゲゲ郎さん？！』


玄関の扉を開けた瞬間ゲゲ郎さんが私目掛けて飛び込んできた

｢儂のちょこれーとぉぉ…｣

『え、チョコ？？…とにかく家入りましょう？ね？』


なんで家に来たのか分からない…が
兎にも角にもこのままだと近所で妙な噂が立ちかねないので家に入ってもらうおう


『どうしたんですか？』

家に入りしゅんとして座っているゲゲ郎さんに問いかける


｢儂はさくらの恋人、そうじゃな？｣

『そ、うですね』

なんの確認だ…？改めて言われるとちょっと照れるんですけれども


｢水木から、ちょこれーとには義理と本命があると聞いたんじゃ…義理は友や家族に本命は恋人にと…｣

『そうですね？』

なんだろう…なんとなく水木さんが原因な気がする(当たり)

｢それで水木が義理の自分たちと本命の儂のが一緒のことを疑問に思っておったんじゃ…じゃから…もしかしたらさっきのちょこれーとは本命とやらではないのかと思うて…｣

『それで気になったと…』


んー……


『まぁ、本命じゃないですね』

To Be Continued-…

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