幽霊族の彼に一目惚れしたおはなし 2章

節分 ページ19

※本編とは関係ありません、誰がなんと言おうと2月3日

-さくらside-


さて、2月3日と言えば…節分！！

水｢よーし、豆まきすんぞ｣

鬼｢うぅーーー！！｣

｢鬼は外なら本気で投げた方がいいかのう？｣

水｢『やめ ろ/てください』｣


肩を回しているゲゲ郎さん
ゲゲ郎さんが本気で投げたら鬼役がﾀﾋんじまう

あれ、というか鬼役って誰になるの…？


『というか、鬼役って誰がするんですか？』

水｢あ……考えてなかった｣


変なところで抜けてるんだよなこの人


『しょうがないですねぇ…よし、かかってこい！！』

水｢え、さくらがやんのか？｣

｢…｣

『ばっちこーーい！！』


鬼の仮面を顔にあて準備万端


『さて、君たちに私を倒せるかな…？』

水｢そういうのじゃねぇから｣


そういいながら豆を投げる水木さんだが随分弱々しい…
しかも、ゲゲ郎さんはさっきから全く動かないがどうしたのかな…


｢嫌じゃあ〜！！さくらに豆を投げつけるなんてできる訳なかろう〜！！｣


ぎゅっと苦しいぐらい抱きしめられ息がしづらい
ありゃ〜、ダメか〜ちょっとやりたかったのに鬼役…


鬼｢あーぅー｣

…鬼役

…鬼(おに)

…鬼(き)

…鬼(き)太郎


『あ、やばい…やめましょう豆まき』

水｢なんだ、急に｣

『だって゛鬼゛ですよ…？』

水ゲ｢｢……ﾊｯ!!｣｣

鬼｢う？｣


そう、家には可愛い鬼さんがいる…いや鬼じゃないけど、でも名前に鬼入ってるから…


｢水木、やめよう｣

水｢あぁ、家ではもう節分は禁止だ｣

『鬼太郎くーん、恵方巻きでも食べようねぇ〜』


そして私たちは豆を放り投げ恵方巻きを美味しくいただきました


━━━━━━━━━━━━━━━

-おまけ-

『……んふふwやめてw』

水｢お、笑った｣

『ちょっと水木さん、笑かさないでくださいよ！恵方巻き食べてる途中だったのに喋っちゃったじゃないですか！』


『あ〜、私の福が逃げてく〜…』

※恵方巻きには福が巻き込まれており、食べてる最中に喋ってしまうとせっかくの福が逃げていくと言われている


｢さくら｣

『なんですk』


ちゅ


｢大丈夫じゃ！これで儂の福をさくらに分けたからのう！｣

『…はぁ〜、この人はまったく』

｢満゛福(ぷく)゛になれて良かったな笑｣

『誰が、上手いことを言えと』

鬼｢う〜む〜！！｣

娘→←団欒

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す