幽霊族の彼に一目惚れしたおはなし 2章

団欒 ページ18

-さくらside-


水｢あー、食った食った｣

鬼｢んむぅ〜！｣

｢さくらの料理はいつも美味いのう〜｣


ふぅ〜とお腹をポンポンとたたいている水木さんに目をキラキラさせてる鬼太郎くん

そして、にこにこしながら鬼太郎くんの口を拭くゲゲ郎さん


『いやぁ、こんなに美味しい料理を食べれて幸せそうですねぇ〜』

水｢お前少しは謙虚って言葉を覚えた方がいいぞ｣

『善処します』

水｢絶対しないだろ｣

｢水木や、事実なんじゃから仕方なかろう｣

『ゲゲ郎さん〜！やっぱりゲゲ郎さんは私の味方してくれる〜！！』

｢当たり前じゃ〜！！｣

｢おい、俺の前でイチャつくな｣


ひしとゲゲ郎さんに抱きつき水木さんがすかさずツッコミを入れる

私はこのしょうもないが幸せを感じるこの時間が大好きだ

いつもは寂しいこの日も皆といると楽しくてしょうがない


ｶﾀﾝｯ


『ん…？』

みんなで話しをしている中扉が開くような音が耳に入った

｢さくら…？｣


音がした方に顔を向けると閉まっていたはずの窓が空いている

暖かい部屋にひゅうと冷たい風が吹き体が少し震える


水｢…窓なんか開いてなかったよな…？｣

『花が……』


少し視線を下げると窓辺に飾っていたガーベラが揺れていた

風じゃなくてまるで誰かが触っているような…


｢もしやこれは…｣

『お母さん…なの？』

なんとなくなんとなくだがそう思い声をかける


母｢さくら…｣


To Be Continued-…

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