幽霊族の彼に一目惚れしたおはなし 2章

お墓参り ページ16

-さくらside-

『やっと着きましたねぇ〜、鬼太郎くん疲れてない？』

鬼｢うぅー！あー！｣

『元気ないいお返事だねぇ〜』


やっとお母さんのお墓に到着

結構家から歩くからいつもならちょっと疲れちゃうんだけど…


｢どうしたんじゃ？｣

『あ、いや、お母さんのお墓は家からちょっと遠いので着く頃には少し疲れちゃうんですけど…今日は全然平気だなって』

なんなら、足が軽いまである


｢ふむ、恐らく儂の血を飲んだからじゃな、普通の人間より身体能力があがっておるんじゃろう｣

ほう…それは持久力のない私からしたら嬉しい新事実

そっか…最近体が軽いなとは思ってたけどそれでか…


(今度、ちょっと色々試してみようかな…)


｢駄目じゃぞ｣

『……何も言ってないですけど？』

｢ほう？てっきり上がった能力を試そうと考えておるのかと思ったんじゃが…｣

『…しないですよ……さーて、掃除しよっと』


こっわ…
ゲゲ郎さんの居ない時にこっそりやろう()

この話題を早めに切り上げ、掃除に取り掛かる


｢何か手伝うことはあるかのう？｣

『大丈夫ですよ、そこまで大変なことするわけでもないですから』

さすがにゲゲ郎さんに掃除を手伝って貰うのは申し訳ない…

それに抱っこしている鬼太郎くんがどこかにぶつかったりしたら大変だしね


｢うーむ…せっかくさくらの御母堂の墓参りに来たんじゃ、わしもなにか…｣

んー…あ、

『じゃあ、コップにお水とお茶入れて貰ってもいいですか？お茶はバックの中の水筒にはいってますから』

｢よしきた！鬼太郎、水と茶をいれるぞ〜！｣

水とお茶を入れるだけで凄い張り切ってる…ぎゃんかわ


−掃除中−


『ふぅ…綺麗になった！ゲゲ郎さん鬼太郎くんありがとうございます』

鬼｢あうぅ！｣

｢それにしてもさくらは手際がいいのう…ぴかぴかじゃ｣


確かにピカピカだ、お母さんも喜んでくれるといいな


-To Be Continued……-

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