幽霊族の彼に一目惚れしたおはなし

半共同生活 ページ9

-さくらside-

そこから１ヶ月程たった


『おっはようございまーす！！』

｢朝から騒がしいのぅお主は｣

『あ、ゲゲ郎さんおはようございます！今日も好きです！』

｢そうか｣


またしても空振り…


水｢お、おはようさくらも懲りねぇな〜｣

『おはようございまーす！いいんですよこういう小さな積み重ねが実を結ぶんですから！』


この１ヶ月で結構、距離は縮まったと思う

水木さんは私から口調が堅苦しいから素で話して欲しいと頼んだらこんな感じになった


『というか、水木さんの素を見てからめちゃめちゃ印象変わりましたよ〜』

水｢外面だからな、戻して欲しいなら戻すが…さくらさん？｣

『やだぁ〜もうなんか違和感しかない〜』


こんな談笑をできるぐらいになったのは結構進歩だよね？


鬼｢あぶぁ！！｣

『鬼太郎くん、おはよ〜！おはよう言いに来てくれたの？可愛いねぇ』


ハイハイをしながら私の元にかけよってきた鬼太郎くんを抱き思わず頬擦りをする


｢これ、また鬼太郎にベタベタしおって！羨ましいじゃろ！｣

『鬼太郎くーん、いい大人がヤキモチ妬いてるよ〜鬼太郎くんは私のこと大好きだもんねぇ？？』

｢なにをー？！鬼太郎はわしの息子じゃわしの方が好きなんじゃからな！｣


『どうでしょうねぇー笑』なんてぎゃいぎゃいと騒いでいると朝ごはんの手伝いをしてくれと水木さんからお叱りを受けた笑


『水木さーん、今日は寒いから鍋にしません？？家にご近所さんが里帰りした時のお土産にもらったきりたんぽがあるんですよ』

水｢おーいいじゃねーか、最近寒いしなぁ……あ、でもそういえば野菜がないな……｣

『じゃあ、バイト帰りに買ってきますよ、今日水木さんお仕事早めに切り上げるんでしたよね？鍋の準備だけしてもらっててもいいですかね？』

水｢分かった、できることはやっておくよでも気をつけろよ？最近物騒だからな｣


そういえば、強盗とか通り魔とか色々ニュースで見た気がするなぁ……気をつけよう


『まぁ、私の魅力を抑えられるように頑張ります……』
｢やかましいわ｣


そんなこんなで朝食を終え水木さんはお仕事に私は学校に行った

(鍋楽しみだなぁ)


To Be Continued-…

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