幽霊族の彼に一目惚れしたおはなし

きっかけ ページ7

-さくらside-

『家事と育児を私も手伝うっていうのはどうですかね……？』

｢男で2人は大変｣この言葉からふとこんな案が浮かんだ


水｢いや、でもさくらさんに悪いですし……それに『不躾なのは分かっていますしご迷惑でしたら断って頂いて構いません！』｣

『ごめんなさい……でもダメでしょうか……？』


正直なところもしOKがでたらゲゲ郎さんと仲を深めるチャンスだと思った

でも、実際男の人2人は大変だと思うしゲゲ郎さんは分からないが水木さんは仕事で忙しそうにしている所をよく見かける、それではかなりの負担があるのは事実だろう

それに……


水｢俺は大丈夫ですよ、鬼太郎もさくらさんにはよく懐いてくれていますし助かります……んでゲゲ郎どうする？｣


そう、問題はゲゲ郎さんだ今のところ私はよく思われていないと思う人間嫌いとか言ってたし……

というかなんとも思われてない……？眼中に無いみたいな？


ゲ｢…………はぁ……好きにせい鬼太郎が喜ぶなら文句は無い｣

お願いしますという願いを込めてじーっとゲゲ郎さんの目を見つめていたら仕方がないとでも言うように大きなため息を吐かれた

でも、了承を得ただけ儲けものだ


水｢じゃあ、お願いします！……それでいきなりなんですけどこの後何か予定とあったりしますか？｣

『いいえ、特にはないですけど……？』

水｢俺、すこし会社に用事がありまして……鬼太郎のことと出来れば夕飯とかお願いしてもいいですかね？｣

『全然OKです！無理を言ったのにありがとうございます！』


────────

水｢じゃあ、お願いします！ゲゲ郎大人しくしとけよ｣

｢いいから、はよ行け｣

『いってらっしゃい！』


水木さんをみんなで見送り部屋がまたシーンと静まり返った


(んー5時かぁ……)


なんだかとても気まずいので私は時計を見てこれから何をするか考えた

鬼太郎くんはいまだ夢の中だし、冷蔵庫の中は好きにしていいと言われたので中を見て買い出しに行くか決めようかな


そんなことを考えていると鬼太郎くんの寝ている布団のそばで私に背を向けながら寝っ転がっているゲゲ郎さんが口を開いた

｢お主……なにが目的じゃ……？？｣


To Be Continued-…

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