追手 ページ48
-さくらside-
『どれだけ歩いたんだろう…人の気配が全くしない…』
歩き始めてどのくらい経ったのだろう同じ景色ばかりで気が滅入りそうだ…
鬼「う、みじゅみじゅ！！」
『次はこっち？？了解しましたー！』
ほんと、鬼太郎くんがいてよかった…
この迷路のような洞窟で水木さんと合流するには鬼太郎くんの助けが必要不可欠な状態
『守ると言っておいてさっそく助けられちゃってるよ…お恥ずかしい』
ｽﾙｽﾙｽﾙ……
『鬼太郎くん大丈夫？疲れてない？どっか痛かったりとか…』
鬼「あい！」
やだ〜お返事もできるの〜？天才児だよほんとに
鬼「…んっんっ！」
『おっと、どうしたの鬼太郎くん？』
さっきまで大人しかった鬼太郎くんが急にじたばたと暴れだした
『鬼太郎くん危ないよっ！落ちちゃうって！』
ほんとにどうしたの？！こんなこと今まで無かったのに
怖いのかな…それともやっぱり具合悪いとか…？
ｽﾙｽﾙｽﾙ…
鬼「あぷっ！あっ！！」
『ちょちょ、鬼太郎くんどこにっ…』
あろうことか肩まで登り詰めてきて本格的に落としそうになった時、鬼太郎くんが後ろを見て指を指してる
『何かあるの？…え』
振り向くと私達をここに引きずり込んだあの手が洞窟の地面、壁と蛇のようにスルスルと伸びてきていた
『やばい、逃げなきゃ…うわっ！』
走り出そうと足を踏み出すと足を思い切り捕まれた
鬼太郎くんが地面に当たらないように咄嗟に体をひねり背中を地面に向けるように転ぶ
『っう……鬼太郎くん大丈夫…？』
鬼「…うぅ！」
よかった怪我はなさそう、腰を思いきりうちつけなかなかに痛いが今はそんなことを気にしてる暇は無い
私の体に腕がまとわりつき私を洞窟の奥へ奥へと引きずって行こうとしている
『…もうっ、なんなのしつこいっ！！離してってば！！』
鬼「…うっ、うっ、うわぁぁぁぁん！！！」
私が何とか抵抗をしていると鬼太郎くんが泣き出してしまった…その瞬間バチバチと電気が発生した
その電気は私を掴んでいた腕だけに命中し跡形もなく消えていった
『す、凄い鬼太郎くん！グッジョブだよ！』
今しかない、あの腕が怯んでいる今しか
私はすぐに起き上がり鬼太郎くんが教えてくれた方へと一気に駆け出した
To Be Continued-…
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ゆめにゃんこ(プロフ) - びぃさん» なんて嬉しいコメントｯｯ!!そう言っていただけるとモチベがめっちゃ上がります!!これからも頑張らせていただきます!! (1月8日 1時) (
レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
びぃ - コメント失礼します！もうなんか語彙力無さすぎて上手く言えないんですけど、すっごい楽しんで読んでます！！体調に気を付けてこれからも更新頑張って下さい！！ (1月4日 19時) (レス) id: 7f78475e3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 猫まみれさん» なんとまぁ私の作品がドストライクしたなんて！これからも頑張りますね…！ (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - ｢｣さん» えぇ！1番最初もらっちゃったんですか！嬉しすぎる…(´>ω<｀) (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
｢｣ - コメント失礼します！ゲ謎きっかけでハマって一番最初に見た作品です！すごく好きでまさに求めていたお話に出会えて嬉しいです！更新ずっと楽しみにしてます！(^^) (12月29日 15時) (レス) id: ddf9be71ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめにゃんこ | 作成日時：2023年12月13日 12時
