見送り ページ44
-さくらside-
水「んん…おはよう」
『おはようございます〜早いですね』
ぐっと背伸びをしながら起きてきたのは水木さん
「おはよう、せっかくの休みなんじゃからまだ寝ておっても良かったんじゃぞ？」
水「休みだからってずっと寝てる訳にもいかないからな、それにゲゲ郎が早く出ると思ってな」
ほう、つまりはゲゲ郎さんのお見送りをするために起きたと…
『さっすが、相棒ですねぇ…愛だなぁ』
「愛じゃなぁ」
そんなことを言ってると「うるせぇ」と言いながら顔を洗いに行った水木さん
否定はしないんだよなぁ
鬼「あ〜うぅ〜〜」
廊下の方から可愛らしい声が聞こえたかと思えば我が家のアイドル鬼太郎くんのお出まし
まだ少し眠たそうな顔も可愛いねぇ
「鬼太郎も早起きじゃのう、さすが儂の倅じゃあ〜！」
2人とも可愛い、眼福
水「おっ、鬼太郎も起きてきたのか、偉いなぁ！」
『んふふ、似た者同士だ笑』
微笑ましい光景に頬を綻ばせているとゲゲ郎さんがおもむろに立ち上がった
「さて、皆も起きたことじゃしそろそろ儂は行ってこようかのう」
玄関に向かうゲゲ郎さんの後ろを皆でついて行き見送りに向かう
「水木、頼んだぞ」
水「おう、まかせとけお前こそちゃんと帰ってこいよ？」
『鬼太郎、さくらも行ってくる』
鬼太郎くんと私の頭を順番に撫でにこりと笑った
『…あ、忘れ物、ちょっと行ってきます』
水「おう」
ゲゲ郎さんが出てからすぐ追いかけるように外に出る
『ゲゲ郎さん！』
「さくら、どうしたんじゃ？」
『忘れ物です』
「忘れ物…？」
ちゅ
背伸びをして唇にキスを落とす
帰ってきてという気持ちを込めて
『忘れ物…です、行ってらっしゃい！』
「あまり愛いい事をするでない、離れるのがもっと嫌になってしまうじゃろう」
ちゅ
短いキスを何回か繰り返し落とされる
『す、ストップですゲゲ郎さん』
口元を両手で抑えれば少し不満げな目をするゲゲ郎さん
『その…続きは帰ってきてからで…ね？』
「では、早く帰らなければいけないのう…」
そう言うと私の手のひらにキスを落としカランと下駄の音を鳴らしながら行ってしまった
『我ながら、大胆なことしたなぁ』
そう思いながら家に戻ると水木さんが鬼太郎くんを抱き、ニヤニヤしながら立っていた
水「忘れ物とやらは渡せたのか？」
『そりゃあもう、バッチリ渡しましたよ』
絶対、無事に帰ってきてくださいよ
To Be Continued-…
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ゆめにゃんこ(プロフ) - びぃさん» なんて嬉しいコメントｯｯ!!そう言っていただけるとモチベがめっちゃ上がります!!これからも頑張らせていただきます!! (1月8日 1時) (
レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
びぃ - コメント失礼します！もうなんか語彙力無さすぎて上手く言えないんですけど、すっごい楽しんで読んでます！！体調に気を付けてこれからも更新頑張って下さい！！ (1月4日 19時) (レス) id: 7f78475e3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 猫まみれさん» なんとまぁ私の作品がドストライクしたなんて！これからも頑張りますね…！ (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - ｢｣さん» えぇ！1番最初もらっちゃったんですか！嬉しすぎる…(´>ω<｀) (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
｢｣ - コメント失礼します！ゲ謎きっかけでハマって一番最初に見た作品です！すごく好きでまさに求めていたお話に出会えて嬉しいです！更新ずっと楽しみにしてます！(^^) (12月29日 15時) (レス) id: ddf9be71ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめにゃんこ | 作成日時：2023年12月13日 12時
