早起きは三文の徳 ページ43
-さくらside-
パチリと目が覚める
『夢…見なかったな…』
昨日、ゲゲ郎さんから貰ったミサンガのおかげかあの夢は見なかった
『あれ…ゲゲ郎さんが居ない』
まだ4時だというのにゲゲ郎さんの姿だけ見当たらない
もしかしてもう行っちゃったの？
ガバッと起き上がり居間の方に走った
『居ない…』
まさか、ほんとに行っちゃったのか？
見送りぐらいしたかったのに…
｢随分起きるのが早いのう？｣
『！！』
後ろから聞こえてくる声に思わず声がでそうになったが咄嗟に手で抑えることに成功した
びっ、くりしたぁ…
『げ、ゲゲ郎さん…全然気づかなかった…』
｢お主は怖がりじゃのう｣
くつくつと笑うゲゲ郎さん
『誰でも驚きますって…ゲゲ郎さんこそ早いですね』
｢早めに起きて用意をしようとおもってのう｣
良かった行ってなくて…
｢…大丈夫じゃよ、何も言わずに出て行ったりせんよ｣
この人は何故にこんなにも鋭いのか
なにエスパーかなんか？それとも幽霊族ってみんな分かっちゃうものなのか…？
『…朝ごはん作りますね』
なんだか恥ずかしいので話を逸らした
｢まだ、4時じゃぞ？無理せんでも…｣
『早くに行っちゃうんですよね？ダメですよ朝ごはんはちゃんと食べないと…』
なんの力もない私ができること
『すぐ作るので待っててくださいね』
そう言い台所に向かおうとすると右手が何かに掴まれ動きを止められた
『ん？………ゲゲ郎さんこれじゃあご飯作りに行けないんですけど…』
正体はゲゲ郎さんの髪の毛だった
｢す、すまん…お主の甲斐甲斐しい姿がとても愛いくて…つい…｣
強いのに時たま初心な反応をするこの人こそ可愛いの化身だと激しく思う
ちゅ
『こういう事は私だけにしてくださいね？』
巻きついた髪をキスをするとするりと解けた
呆然と立ち尽くしているゲゲ郎さんが可愛くて少し笑みがこぼれる
『さて、作りますか〜！』
私は張り切って腕まくりをした
To Be Continued-……
━━━━━━━━━━━━━━━
この時ゲゲ郎は思った
さくらは少し男前な節があるのかもしれん…と
-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
〜お知らせ〜
前々から悩んでいた水木の夢主の呼び方、今までちゃん付けでしたが呼び捨てに変更しました
確認したつもりですがもしかしたらちゃん付けのままのところがあるかもしれません
その時はとても優しく教えてください、優しく、お願いします
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ゆめにゃんこ(プロフ) - びぃさん» なんて嬉しいコメントｯｯ!!そう言っていただけるとモチベがめっちゃ上がります!!これからも頑張らせていただきます!! (1月8日 1時) (
レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
びぃ - コメント失礼します！もうなんか語彙力無さすぎて上手く言えないんですけど、すっごい楽しんで読んでます！！体調に気を付けてこれからも更新頑張って下さい！！ (1月4日 19時) (レス) id: 7f78475e3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 猫まみれさん» なんとまぁ私の作品がドストライクしたなんて！これからも頑張りますね…！ (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - ｢｣さん» えぇ！1番最初もらっちゃったんですか！嬉しすぎる…(´>ω<｀) (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
｢｣ - コメント失礼します！ゲ謎きっかけでハマって一番最初に見た作品です！すごく好きでまさに求めていたお話に出会えて嬉しいです！更新ずっと楽しみにしてます！(^^) (12月29日 15時) (レス) id: ddf9be71ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめにゃんこ | 作成日時：2023年12月13日 12時
