刻印 ページ42
-ゲゲ郎side-
水木も儂も何一つ口を挟むことなく黙ってさくらの話を聞いていた
たまにひと呼吸おいて話すのはきっと涙を我慢しているからなのだろう
『亡くなった母の胸元にマークのようなものがついていたんです』
マーク…？
水｢そのマークってのはなんなんだ？｣
『逆さまの星マークが書かれていました』
逆さの星…逆五芒星…？
｢それは恐らく刻印じゃ｣
『刻印…？何かの印って事ですか？』
そう、刻印とはいわば目印のようなもの
しかも逆五芒星となればいいものでは無い
｢さくらよ、逆五芒星は悪魔の象徴なんじゃ｣
水｢じゃあ、悪魔の仕業ってことか？そんな事あるのか？｣
｢悪魔かは分からんが良いものではないことは確かじゃろう｣
実際に刻印が掘られていた…その時点で人間以外の仕業ということは明らかだ
｢…母上が亡くなった細かい場所は分かるかのう？｣
『確か○○の近くにある山です、何か今回の件で関係が？』
｢1度行ってみた方が良いかもしれん…｣
このまま行動を起こさなければいつ襲われてもおかしくない
｢水木よ、明日仕事は休みか？｣
水｢あ、あぁ休みだ…明日行くつもりなのか？その場所に｣
｢恐らく、相手は隙あらばさくらを襲いにくるじゃろう｣
自分が留守の間、さくらのそばに水木が居た方が安心できる
『……』
-さくらside-
ゲゲ郎さんが明日、お母さんが倒れていた場所に行くと言うのだ
ゲゲ郎さんは強い、分かっている
でも、とても不安で自分ではどうにもできないことが情けない
私がかける言葉を探しているとゲゲ郎さんが手招きをして私を呼ぶ
｢さくら、こっちにおいで｣
『？なんです？』
左手を優しく掴まれたかと思えばしゅるしゅるとゲゲ郎さんの髪の毛が手首に巻きついた
巻きついた髪がとかれたかと思えば手首にはミサンガがついていた
『これって…？』
｢儂の髪で出来ておる、鬼太郎のちゃんちゃんこほどの力は無いが大抵の事からはお主を守ってくれる｣
髪の毛か、普通なら驚くところだがゲゲ郎さんなら全然気にしないなんなら歓迎
それになんか強くなった気がする
｢安心せい、言ったじゃろ？必ず守ると…だからそんな顔をするでない｣
そう言うとおでこにキスを落としにこりと笑った
そんな顔をされたらこちらまで頬が緩んでしまうではないか
『適わないなぁ…』
━━━━━━━━━━━━━━━
水｢おい、俺もいるんだからな｣
To Be Continued-…
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ゆめにゃんこ(プロフ) - びぃさん» なんて嬉しいコメントｯｯ!!そう言っていただけるとモチベがめっちゃ上がります!!これからも頑張らせていただきます!! (1月8日 1時) (
レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
びぃ - コメント失礼します！もうなんか語彙力無さすぎて上手く言えないんですけど、すっごい楽しんで読んでます！！体調に気を付けてこれからも更新頑張って下さい！！ (1月4日 19時) (レス) id: 7f78475e3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 猫まみれさん» なんとまぁ私の作品がドストライクしたなんて！これからも頑張りますね…！ (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - ｢｣さん» えぇ！1番最初もらっちゃったんですか！嬉しすぎる…(´>ω<｀) (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
｢｣ - コメント失礼します！ゲ謎きっかけでハマって一番最初に見た作品です！すごく好きでまさに求めていたお話に出会えて嬉しいです！更新ずっと楽しみにしてます！(^^) (12月29日 15時) (レス) id: ddf9be71ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめにゃんこ | 作成日時：2023年12月13日 12時
