貴方のことが ページ28
-さくらside-
『んん……さむ…………』
冷たい空気と共に目を覚ました
『廊下で寝ちゃってたのか…………』
なにか、凄くいい夢をみていたような……
『あ、そうだ私さっきまで…』
容姿も心もとても綺麗な人だった…
抱きしめられた時、亡き母を思い出し子供のように泣きじゃくってしまった
人の奥様を母親に例えるのは変な話だがなんだかとても安心できるあたたかいひとだった
『これは、惚れるわ……』
そんな事を思っていると寝室からもの音が聞こえた
え、何泥棒……?まさかこのタイミングで?
そーっと、部屋をのぞき込むと窓の外に人影が見えた
『ん……あ、ゲゲ郎さん……?』
月の光に照らされる綺麗な白髪が目に入った
彼だ
寝室の窓に向かうとゲゲ郎さんも私に気づいたのだろう
こっちを見つめ、少しほっとした様な顔をしている
心配してくれてたのかなと窓をそっと開ける
「さくら良かった……人の気配がせんから寝てしまったのかと思って窓から様子を見に来たのじゃが見当たらなくて、何かあったのかと……」
それはプライバシーの侵害なのでは……と少し思ったが彼なら別にいいか
なんならあんなことがあっても心配をしてくれていたかれに胸がきゅんとする
「その……岩子の事なんじゃがまず何を言えば……」
おろおろと私に話そうとする彼をぎゅっと抱き締めた
『好きです、ゲゲ郎さんあなたのことが大好きです』
私の言葉な少し目を見開き涙目になるゲゲ郎さん
『ごめんなさい…私、何も知らずに色々好き勝手言いました……ゲゲ郎さんがどれだけ悩んでいたか聞きました』
「聞いたって誰に……」
『さぁ、誰でしょう?』
「……!わしだけじゃなくてさくらの方にも会いに行っとったのか、敵わんのぉ…………」
『ふふ、そうですね笑』
2人でくすくすと笑いあうとゲゲ郎さんが私の髪を耳にかけた
『……』
「……」
2人の視線があわさり引き寄せ合うように唇が重なった
To Be Continued-…
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ゆめにゃんこ(プロフ) - びぃさん» なんて嬉しいコメントッッ!!そう言っていただけるとモチベがめっちゃ上がります!!これからも頑張らせていただきます!! (1月8日 1時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
びぃ - コメント失礼します!もうなんか語彙力無さすぎて上手く言えないんですけど、すっごい楽しんで読んでます!!体調に気を付けてこれからも更新頑張って下さい!! (1月4日 19時) (レス) id: 7f78475e3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 猫まみれさん» なんとまぁ私の作品がドストライクしたなんて!これからも頑張りますね…! (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめにゃんこ(プロフ) - 「」さん» えぇ!1番最初もらっちゃったんですか!嬉しすぎる…(´>ω<`) (12月30日 13時) (レス) id: 15693d2006 (このIDを非表示/違反報告)
「」 - コメント失礼します!ゲ謎きっかけでハマって一番最初に見た作品です!すごく好きでまさに求めていたお話に出会えて嬉しいです!更新ずっと楽しみにしてます!(^^) (12月29日 15時) (レス) id: ddf9be71ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめにゃんこ | 作成日時:2023年12月13日 12時