【忍たま】やれば出来る子 (ページ10)

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九話　跡ページ10

忍術学園を見学した次の日から
私は忍術を教えてもらっている

弟が忍になりたくないと言ったら
私が跡を継がなくてはいけないから

だが、弟は跡を継いでくれるらしい
私には自信がないと言ったら
引き受けてくれた

そして時が経ち

弟は九つになり
私は十一になった

父「A、少し遠いのだが使いを頼まれてくれないか」

あ「はいどちらまででしょうか」

父「この荷物をだな…」

私は少し遠くにいる知り合いに薬を届けに行くことになった
珍しい薬なので手に入らなくて困っているらしい

あ「では、行ってまいります」

父「気をつけて行くんだぞ遅くても四日ほどで帰れるから」

家を出て歩いている途中
将来、どうしようか考えた

家を継がないとなると
何処かで働かなくてはならない

私に、なにが出来る？

前世からそうだった
成績はそこそこ
なんでも卒無く熟すが

特別出来ることはない

あ(まぁ、だから三郎に惚れたんだけどね)