二十四話 再認識 ページ25
木「では、三組ずつ勝負をしていきます
四年生は五年生からの攻撃を避ける
降参、負けと判断された場合は五年生の勝利
十分間、攻撃避け続けるか
五年生を降参させたら、四年生の勝利です」
避け続けるのか
あまり自信ないな…
しかも最初の一組目
あ(まぁ…やるしかないか)
木「では、始め！」
あ(………っ！？)
あっぶない…
流石に五年生は怖いな
さっきの天使は何処に行ったんだ
そろそろ五分かな
…始まった時からずっと視線を感じる
そりゃあ、待ってる人が見てるだろうけど
ずっと私のことを見るか…？
ちょっと見るくらいなら大丈夫かな
…あ
まただ
三郎と目、合った
鉢［余裕だな］
口パクされた
あ(……好き、だなぁ…)
その時
…！
やばっ…！
雷「…よく避けたね」
あ「油断、してました」
今は
集中しなきゃ
木「終了！
尾浜、平、A、綾部、合格！
終わった人は水飲んで戻ってきなさい」
…流石に疲れた
あ、三郎と雷蔵が話してる
やっぱり、三郎ばかり見てしまう
あ(たった数分前、『好き』って再認識
させられちゃったしね)
でも、なんで
私のことずっと見てたんだろう
雷「三郎、ずっと見てたよね」
鉢「なんのことだ」
雷「流石にわかるよ 勘右衛門も不思議な顔してたし
…気をつけなよ？ 僕たち、一応忍だしね
あと、三郎があの子のこと気にする理由
思い出したかも」
鉢「……そうか、まぁわかるだろう
あいつのおかげで、その日の点数が下がったからな」
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作者名：教六 | 作成日時：2020年7月6日 21時
