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十一話 血生臭い ページ12

鍛錬で体力がついていたおかげか
三日で帰ることができそうだ

もう…夜中だな
帰ったらすぐに寝よう



あ(…あれ?)


なんだか 血生臭い?

嫌な予感がした
急いで家に向かわなくては





あ(あれは…)


家の前に父が倒れていた


駆け寄って触れてみたら

死後硬直が始まっていた


あ「…死んでいる 他には誰かいないの?」

家の中には

目も当てられない
母と弟の死体があった



あ「今度は私じゃなくて…家族、か」


もう家族の死体を見ていたくなかった
父の体の近くへ行くと

あ(手裏剣と…苦無、双流星…)


父の得意武器
双流星はしっかりと握られたままだった


あ「奇襲か…」


私は双流星を手から外し
父を埋めに行った

十二話 億劫→←十話 貴方のように



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作者名:教六 | 作成日時:2020年7月6日 21時

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