【忍たま】やれば出来る子 三

九十話　成果 ページ8

先生「では、呼ばれた人は
前へ出て、用意をしてください
勝負はいつもと同じ
素手で戦い、腕に巻いた紐を
取ってください
では〜…」


久しぶりの四年生合同授業
皆、強くなってるんだろうなぁ…

気合を入れなきゃ


先生「…と田村、Aと綾部」


一回目から綾部くんか…
前みたいにはいかないだろうな


綾「よろしく〜」

あ「よろしくね」


踏子ちゃんを置いて
前へ出る綾部くん

こんな時でも
やっぱり可愛いと思ってしまう


先生「では
用意、始め！」


一気に戦闘モードになる

でも…あれ？

なんか

綾部くん、遅い…？

少し顔を歪ませた綾部くんの紐を
すんなりと取れてしまった





綾「…A、強くなったよね」

あ「え、そ、そうかな？」

綾「そうだよ 僕、成績上の方だけど
こんなに簡単に取られたし」

あ「えっと…
鍛錬ばっかりしてたからかな…？」

綾「忍にならないのに？」

あ「まぁ、命狙われたりするしね」

綾「そっか〜」

先生「次、Aと斉藤」

あ「あ、呼ばれた
行ってくるね」

綾「頑張ってね〜」


綾部くんは踏子ちゃんを持って
元の場所に戻って行った

さて、と


斉「こ、怖いなぁ〜…
よろしくね、Aちゃん」

あ「はい、よろしくお願いします」


タカ丸さんは、編入生だから
そんなに強くないだろうけど…

気を抜かないようにしないと





斉「はぁ〜…
やっぱりAちゃんは強いよぉ〜
僕には勝てないって…」

あ「鍛錬している時間が違うだけですよ
でもタカ丸さん、私よりも
伸びはいいと思いますよ
だから先生も私と組ませたんじゃないですか？」

斉「そうかな〜？
そう言われると自信つくよ
ありがとう！」


…これは、本当だと思うよ
タカ丸さん、頑張ってね



先生「…と浜、平とA」


…だよね
嫌な予感してたよ

滝夜叉丸も強くなってるんだろうな


滝「よろしくな、A」


これは


あ「よろしく」


結構
頑張らなきゃね

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