まさかのまさかのまさか！！ ページ38
「もういいじゃねぇかロリ代ぉ！！！！どう見ても
デブ正の方が悪いだろうが！覚悟を説く前に、詫
びを入れるのが筋じゃねぇのか！？んん！！？」
(ちょ！天馬！！)
私は天馬の服の袖をひいたが、天馬は話しを止めよ
うとしない。このままじゃ、絶対めんどくさい事に
なる！
「だが・・・、俺たち十二天将の大義も実力も知ら
ねぇ新参者に、でかい顔されっ放しってのも我慢
ならねぇっ。丁度これからムキ男とメカ美が禍野
に行く予定だったよな！？」
ま、まさか・・・まさかのまさか！
「好都合じゃねぇか！こいつに十二家の戦いっての
を見せてやれよ！」
なぁぁ！！！何言ってんの天馬！！？私は慌ててし
まう。これからの仕事がまだあるのに！！しかもな
んかややこしい事になってる！！
「石鏡悠斗と決着をつけるなんて、どれ程自分が寝
呆けた台詞吐いてたかってな」
カッコよく決めてるけど、こっちのことぐらい考え
ろ！！
「信じらんない！いきなりそこで口挟むとこ
ろ！？」
狩衣に着替えて、禍野に行く準備をしていた天馬に
言い放った。
「別にいいだろ？アイツにこの島に来て、どれだけ
自分が無力なのかぐらい教えてやんねぇとな？
ん〜？」
だからって・・・私は大きくため息をついた。
「今日の予定はどうするの！」
「そんなの後に回せるだろ？」
「そんな簡単に言わな」
「そんじゃいくぞ！」
「「おぉ！！」」
私の声を無視して、天馬は共に行く人達に呼びかけ
た。相変わらず力強い声が響く。
「もぅ、わかったよ・・・」
私は大きくため息をついた。天馬はそんな私を見る
なり、ドアノブに手をかけドアを開いた。
「そういえば、ちゃんと行けよ？変態メガネのとこ
ろ」
「言われずとも・・・」
それだけ言い残すと、天馬は禍野へと出かけた。
「失礼します。有馬様、印代茜です」
「よく来てくれたね〜茜君！！」
有馬様は相変わらずお元気そうで。
「先程の会議でのお話ですが」
「あぁそうそう！ろくろ君の護衛の件だね！」
有馬様は腰かけていた椅子でクルッと回ると、机の
引き出しからなにかを取り出した。紙袋に包まれ
たなにか。
「有馬様？これは」
「今回のろくろ君の護衛は君に任せようと思う。そ
して、君がろくろ君の護衛をするのは、ろ
くろ君が学校に通っている間だ！だからね君にこ
れから毎日学校に通ってもらおうと、思いま
す！！」
「えぇ！！？」
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レモン - このお話はもう、終わってしまったんですか？楽しみにしてたので残念です。 (2018年2月4日 16時) (
レス) id: 5aac9fd1e3 (このIDを非表示/違反報告)
猫ポン - 夜世井さん» コメントありがとうございます！ (2017年5月29日 19時) (レス) id: 1ddc5b18ff (このIDを非表示/違反報告)
夜世井 - アイツて誰?!更新楽しみにしてますね！ (2017年5月28日 13時) (レス) id: 7ab112d914 (このIDを非表示/違反報告)
猫ポン - 美姫♪さんりんりんさんもありがとうございます！ (2017年5月16日 20時) (レス) id: 1ddc5b18ff (このIDを非表示/違反報告)
猫ポン - つーちゃんさん» いえいえ、いつもありがとうございます！ (2017年5月16日 20時) (レス) id: 1ddc5b18ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ポン | 作成日時：2017年5月5日 16時
