first love...*Donghae...2

約束通り…。 ページ15

約束をした時間よりも一時間遅れて家に来たドンヘ…。

状況は…昨日と同じ…。

デジャヴ…？。

ソファで…十数センチの距離を保って座り、テレビを観てる…。

でも…昨日と違うのは、ドンヘがただ…ぼんやりとテレビを見つめてる…。

だからたぶん…昨日よりももの凄く緊張してるんだと思う…。

わたしは…不思議と、昨日よりは緊張してない…。

DH「………」

テレビの音声だけが響く部屋…。

「…ぷっ…！！(笑)」

ぼんやり観てたテレビがふと面白くて吹き出した。

DH「…？？」

「…ごめん…(笑)」

チクッと刺さるドンヘの視線…。

DH「………」

「……ぁ…。」

ドンヘが…
テーブルの上のリモコンを手にして、テレビを消した…。

「………(汗)」

横ですくっと立ち上がり、座ってるわたしの手を取る。

「……？」

DH「…立って…」

ドンヘの言う通りに立ち上がる…。

ゆっくりと手を引かれて向かう先は…寝室…。

「……(汗)」

さっきのはやっぱり嘘で…。

手を引かれながら歩いてる時、一気に上がった心拍数…。

先に、ドンヘがベッドに腰掛けた。

「………」

わたしの手を引いて、上手く…わたしを自分の膝の間に座らせた…。

「……(汗)」

後ろから…優しくわたしを抱き締める、逞しい腕…。

DH「今日は…もうシャワーした…？」

甘く…少し擦れた声に…ゾクゾクっとする…。

「…ぅ…ん…」

DH「…ん…＾＾」

ドンヘの鼻が…耳元から首筋へと伝う…。

「……(汗)」

わたしを抱き締める腕をそーっと掴む…。

DH「…嫌じゃ…ない…？」

耳にキスをしながら話す…。

「………(汗)」

DH「…A…？」

初めて見る…

今までで一番の…男のドンヘ…。

少しだけ振り向いて…ドンヘの唇を探す…。

見つけた…と思った時には…
もう…唇が重なっていた…。

今までの…これまでのドンヘがたくさん頭に思い浮かぶ…。

でもどのドンヘも…ただの思い出で…
今、わたしにキスをするドンヘは…ドンヘなんだけどドンヘじゃない…。

わたしの思い出の中のドンヘと、
目の前にいるドンヘとのもの凄いギャップ…。

いつの間にか、くるりとドンヘの方に向けられている身体…。

ドンヘの肩で、行き先に迷うわたしの手…。

触れる場所触れる場所どこもが…逞しくて…
柔らかいドンヘの髪に指先が触れた時、少し安心した…。

「……ぁ…(汗)」

キスに夢中になってる間に、背中に回されたドンヘの手が、
ブラのホックを器用に弾いた…。

どうしよう…。→←時間が…。

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