せぶん ページ7
『……じゃぁ、お言葉に甘えて…』
日「よろしい。」
店員「こちら袋にお入れしましょうか?」
日「あ、いいです。被っていくので。」
店員「では、タグお取りしますね。」
日「お願いします。」
そーして、キャップを受け取ると
片方を私に手渡して
日高さんはまた歩き出した。
その去り際に店員さんが、
店員「いい彼氏さんですね。」
『い、いえ…』/////
"彼氏さん"
店員さんが発したその言葉が頭の中でループする。
少し前を歩いていた日高さんには聞こえなかったみたいで、
私たちカップルに見えるのかな…
日高さんとカップルに間違われて嬉しいような…
今日だけという事実がよぎって悲しいような…
不思議な気持ちのままお店を後にした。
私は、日高さんの1歩後ろを歩く。
すると…
グッ!
え。
日「この方がカップルっぽくね?」
いきなり手を握られて戸惑う私。
『わ、私…』////
日「ね、Aちゃん彼氏いる?」
突然聞かれて少しビックリしたけど、
『いないです。私可愛くないから…』
日「十分可愛いけど…((ボソッ」
○○「え?」
日「んーん。何でもない。」
気のせいかな?日高さんの耳ほんのり赤いような…
日「どこ行きたい?」
○○「えっと…」
日「憧れのデートは?」
憧れの、デート…
『プリ、はダメですよね……』
日「お、いーね!行こっ!」
『え、いいんですか?』
日「うん。」
本物の彼氏みたい…
日高さんの彼女さんは幸せだろーな…ん?日高さん…彼女いないのかな…?居たら私のこの状況とんでもなく申し訳ないんだけど…
『あ、あの…』
日「ん?」
『日高さんって…
彼女さん居ないんですか…?』
日「いるよ。」
『えっ!?それj』
私、呆気なく失恋、した……
日「今は君が俺の彼女。」
○○「え…」
それってどういう……?
日「だから、敬語も禁止!分かった?」
○○「で、でも…」
話が飛躍しすぎて…
日「敬語使ったらペナルティね!」
○○「ペナルティってなんですか?」
日「あ!使った!」
○○「!!」
日「ペナルティかぁ、どーしよっかな〜」
なんでそんなに楽しそうなの…!?
日「あ!そうだ!俺のお願い1つ聞いてよ。」
○○「お願い?」
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かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年4月2日 23時) (レス) id: 4cf566c656 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Naki | 作成日時:2019年4月2日 23時