友達の話 ページ14
「ねぇA、あと30分だけ…私の話、聞いてくれる？」
ふと改まったようにそう言うと、体勢を整えるように座り直したハウンを見て
何だか私の背筋もまたピンと伸びるように座り直してしまった。
「うん。何の話？」
「うん。あのね…」
かき上げるように落ちてきていた髪を耳にかけるその仕草まで綺麗で
女の私でもドキッとしてしまう。
話しづらい事なのか、いつも真っ直ぐに向けられている視線が
テーブルに落とされて、伏し目がちになったその睫毛まで愁いを帯びているようだった。
「私…大学入ってからずっと友達がいなかったでしょ？」
チラッと目線をあげて、悲しそうに笑うとまた伏せられた視線。
「高校までね、私…周りのみんなに“美人だ、可愛い”ってもてはやされてさ
多分良い気になってたんだと思う。
何人にも告白されて全部断って…
断ってる時も申し訳ないなんて気持ち一つもなくて、
なんで私があんたなんかと付き合わなきゃいけないの？そんな風に思ってた。」
最後まで口を挟んじゃいけない気がして、
私はただうん。うん。と相槌だけを打つことにした。
「ずっとね、ずっとずっと好きだった人が居たの。本当に好きだった。
だけどその人には好きな人が居てね、私自分が良ければそれで良かったんだ。
だから邪魔したり、相手の女の人に意地悪したりしちゃった。」
絞り出すように話す声は、ほんの少し震えてた。
「結局その彼は、好きな人と結ばれて幸せそうだったんだけどそれを見るのもつらくて…
それに私がその相手の女の人にした意地悪も、
その時一緒に居た友達だと思ってた子が学校中にばらしちゃって…
私の周りには誰も居なくなった。高校3年生はずっと一人だった。
好きだった人は心配して声掛けてくれたりしたけど…
どう接したら良いか分からなくて。
我が儘で、好き放題やってた私が悪いってその時初めて気付いた」
ぽたっとハウンの涙がテーブルに落っこちて
テーブルの上に乗せられていた手をそっと握ると、ぎゅっと握り返された手。
「友達を作ってもまた、その子を傷つけるかも知れないと思ったら怖かった。
好きな人が出来るのも怖い。」
うるうると目にいっぱい涙を浮かべたハウンが
じっと私の目を見つめた。
「だけどAが声をかけてくれて、本当に救われた。ありがとう。」
握り合っていた手にもう一つ力が込められて、
弱弱しく笑ったハウンを見て、私まで涙が込み上げてくる。
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ミオン(プロフ) - ジュンミョン、ファイティン(*￣∇￣)ノwwwwww (2014年5月28日 1時) (
レス) id: 3bef337912 (このIDを非表示/違反報告)
MINMIN - 更新ありがとうございます!!ｶｲきゅんに赤面してもらえるならいくらでも小悪魔になってやるー!!(笑)いや､なれんし(汗)ここのｶｲきゅん大好きですよ^^このあまり思ったことを積極的に口に出せない感じが不器用萌えです(*^^*) (2014年5月2日 18時) (携帯から) (レス) id: b5090dbdaa (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - ゆしうさん» チェンチェン可愛い系弟ですー！！ありがとうございます。更新頑張ります♪また読みに来てくださいね♪ (2014年5月1日 21時) (レス) id: bc945ce106 (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - MINMINさん» ギョンスｗ本当にMINIMINさんの中のギョンスは強いですねー！スホかカイが素敵！と言ってもらえるように頑張りますねー！そうですねそう言えば最近カイドってあんまり見ませんよね(笑)珍しいジョンイン目指して頑張ります♪ (2014年5月1日 21時) (レス) id: bc945ce106 (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - KANAさん» 初めまして♪コメント嬉しいです！ドストライクなんて言ってもらえて嬉しいです！わーい！ハウンが好きって言ってもらえるのはとても嬉しいですー！ルハンｗこれからも登場しますのでまた見に来てください♪ (2014年5月1日 21時) (レス) id: bc945ce106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：micky!!＆セン
| 作成日時：2014年2月2日 15時
