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♯4 ページ4

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直「明日、オフになったから初デート行った場所いこう!」


俺がそう言うとAは『うん...』と
あまり嬉しくはなさそう。


そして翌日、予定通り遊園地に行って
手を繋いで歩く。もちろん変装して。


いつもより何故か無口なAの手をぎゅっと
握り治すと、弱々しくきゅっと返ってくる。


夕方になりあの頃のようにフードコートで
ご飯を食べることになった。


ハンバーガーセットを食べ終えその場を後にし
ベンチに座って、Aを見ると泣きそうな顔をしていた。


弱々しいAをみていたたまれなくなって
ぎこちなくキスを落とし抱きしめた。


いつもなら返ってくるのに返ってこなくて
顔を覗き込むと泣いている。



直「...どうしたの...?」


『そろそろさ、結婚したいなって。』


直「A...」


『もちろん!直くんが大変でタイミングじゃないのもわかってるけど親も煩くてさ...』


直「そうだよね。うん、わかってる」


『...大好きだよっ、直くんっ』


直「俺も、大好き」


『直くんっ、サヨナラ、ごめんね』



俺が一番最初に見たAの涙は
初めて想いを伝え、幸せで溢れていて
一生大事にしようと決めた日。


でも俺が一番最後にみたAの涙は
もどかしくて、やるせない。
彼女のサヨナラ、ゴメンねの言葉と共に今日零れた。



約束、守ってあげられなくてごめん。





愛してるよ、A








大好きでした。







ー涙 // NAOTOー fin



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WASTED LOVE // 臣(song HIROOMI.T)→←♯3



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作者名:yu | 作成日時:2018年5月14日 17時

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