ユチョン★彡ボクの彼女は超能力者 (ページ8)

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恋ページ8

ジェジュン「オイ、ユチョンどこ行ってんだよ？
心配しただろ？」

ジェジュンが、青白い顔で、慌ててオレに駆け寄る。
眉間にシワをよせて、かなり怒ってるようだ。

ユチョン「わりぃ、ジェジュン。
ちょっとオレ、今、天使に会っちゃった、ヘヘ」

ジェジュン「天使！？
クリスマス前に天使かよ？
あぁ、あぁ・・・また女か」

ジェジュンは、ユチョンを横目で睨みつける。

ユチョン「それが、いつもの女の子と違うんだよなぁ。
オレになびかないとことか、オレをむしろ冷たい目で見るの」

ジェジュン「オイ、また、変な女にひっかかるなよ！？
ユチョンを慰めるのは毎回オレなんだからな。
女は冷静に選べ」

ユチョン「冷静に選んだら、それは、もう恋じゃないじゃん！？」

ジェジュン「ハァー、恋ねぇ～」

ジェジュンは、負傷したオレを支えながら、店から車へと移動する。

真っ暗の空からは、さっきよりもたくさんの雪が舞い落りてきて
天使が降りてきたことを喜んでるように、そう思えたんだ。

喜んでるのはオレか。

あんなにオレを嫌っていた彼女は、オレに電話をくれるだろうか？

カケだった。

本当は魔法も呪文も
そんなものはないけれど
彼女の心が凍ってるのがわかったから
オレは、彼女の心に吹く暖かい風になりたいと思った。

彼女が寂しくなった時、バカなオレを思い出して
ほしいと思ったんだ・・・

2010.10.25