ユチョン★彡ボクの彼女は超能力者 (ページ6)

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ユチョンページ6

アイツは、私が見るはじめての人になった。
私のチカラに、怖がりもおかしな目で見ることもなかった。

変なヤツ。
でもちょっと気になる。

アイツは、水溜りの氷で転んで
私に助けを求めてきた。

ユチョン「ねぇ、キミ、助けて。
腰をおもいっきり打ったみたいで、立ち上がれない。
ウウゥッ」

A「えっ！？
そんな、大怪我じゃないはずだよ？
私にウソついてる？」

ユチョン「ウソじゃないよ。
本当に痛いんだってば。
ねぇ、手を貸してよ」

アイツは、男のクセに、女の子みたいに
瞳を輝かせて
下唇をつきだして
ヘルプミーと目で訴えている。

よく見ると、可愛いかも・・・

私は、仕方なく、アイツに手を貸し、体を起こすのを手伝う。

ユチョン「助けてくれて、ありがとう。
オレ、パク・ユチョン、キミの名前は？」

A「・・・・A」

ユチョン「Aちゃんか、めちゃめちゃカワイイ名前だねぇ！
顔もカワイイけど」

A「・・・またナンパ？」

ユチョン「オレさ、素直な性格なんすよね、ヘヘヘ
だから誤解させちゃったなら、謝るけど、オレ、キミにひとめぼれ
したんだ。だから、キミのこともっと知りたい」

A「変なチカラがある、おかしな女でも？」

ユチョン「変じゃないよ。それに、それを含めてAだろ？
オレは、Aを知れて、すごく嬉しいっすよ」

ユチョンは、カワイイ顔で
私に微笑んだ。

A「変なヤツ」

ユチョン「ハハハッ」

私は、ユチョンが、あんまりストレートだから
固く閉ざしていたガードが、つい開いてしまったんだよね

でも、そのおかげで私の景色は
輝きはじめたんだ☆

今までは、誰も信じないと思ってたけど
ユチョンに出会って、誰かを信じてみようかなって
そう思えたんだよね

2010.10.14