【作者から皆さんへ、感謝の気持ちを込めて】yb(20) #1 ページ45
ここでお話を書き始めて5年が経ちました。
いつもありがとうございますの気持ちを込めた超短編です。
今まで私のお話を読んでくださったすべての方にお届けしたく、完全独立の短編ですがこちらに載せさせていただきました。
これからもよろしくお願い致します。
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「…やぶっ……やーぶ。」
「……何。」
「今寝てたでしょ。」
「寝てねーよ。」
高校に入って授業中に寝ることが多くなった。
多分、毎晩の夜更かしのせいだとは思っているけど、あいにく止める気はない。
A4のクリアファイル、大量に入っている授業プリントの間。
誰にもバレないように、二つ折りにしたB5のルーズリーフが身を潜めている。
中学の頃、とある作品に魅了された。
インターネットの上で公開された、全く無名のその人が書いたその作品に俺は惹かれた。
なんだ、この文化は。
コトバは力を持っている。
好きな俳優がいた。
その人に「こんな役をやって欲しい」と願望を持った。
セリフを書いた。
いつだったか。初めて自分で話なるものを書いたのは。
やって欲しい設定と言って欲しいセリフが集まって、まとまって、いつの間にか一本の話になっていた。
「あんまり夜更かししない方がいいよ〜、勉強するなら早朝の方がいいって先生言ってたじゃん。」
「勉強じゃねぇからい〜の。」
「えええ〜」
高校に入ってスマホを手に入れた。
ネットの世界との繋がりは俺をさらにのめり込ませた。
初めて、話をネットに放った。
じわじわと数字が伸びて「話」は「作品」に変わった。
授業中はいい妄想の時間だった。
眠い時は寝たけど、どんなに退屈な授業でもそこら中にアイデアの種は落ちていて、妄想が止むことはなかった。
「お前、大丈夫?」
「何が?」
「委員会。」
「あぁ〜、人来ねぇし?担当教員は意味わかんねぇ要求ばっかしてくるし?」
「そんなやばいの。俺手伝おうか。」
「いいよ。俺がやればいいから。俺が頼りねぇからみんな来ないんだよ。」
「……そっか。」
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青空と虹(プロフ) - わざわざ言っていただいたのにすみません……これからもよろしくお願いします! (2021年2月2日 2時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷく顔信者(プロフ) - 青空と虹さん» いえいえ!了解しました、これからも応援しています! (2021年2月1日 21時) (レス) id: 802ab26e17 (このIDを非表示/違反報告)
青空と虹(プロフ) - ぷく顔信者さん» はじめまして!コメントありがとうございます。今のところ自分の作品はイニシャルを入れずに伝えたいな、と思っており、入れずに進める方針です。読みづらくなってしまい申し訳ないのですが、誰が話しているのか考察して欲しいな、という作者の我儘です。ごめんなさい! (2021年2月1日 20時) (レス) id: 4cc456b6d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぷく顔信者(プロフ) - 初めまして!まだ数話しか更新されていませんが、楽しく読ませてもらっています(´˘`*) 差し出がましいのですが、鍵かっこの初めに誰が話しているかわかるようにイニシャルなど入れていただくことは可能でしょうか…? (2021年2月1日 19時) (レス) id: 802ab26e17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青空と虹 | 作成日時:2021年2月1日 0時