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八乙女side
伊「光、いらっしゃい」
八「……」
伊野ちゃんが話しかけてくれるのに俺は言葉が出ない。
今言葉を出したら、ついでに涙まで出てきそうで。
ソファーに案内されると紅茶が出される。
湯気がもくもくと浮き上がって熱そうな紅茶は猫舌の俺には飲めそうにない。
伊「光、薮と何かあったでしょ？」
八「な、何にも、、ないよっ！」
有「嘘つけ。顔に何かありました、って書いてあるじゃん」
八「うそっ……？！」
伊「ゆっくりでいいから今思ってること話してごらん？俺、ちゃんと聞くから」
有「俺も！」
八「2人とも……」
俺はゆっくりと話し始めた。
薮とは正直最近イチャイチャできてない。
前みたいに可愛い、とも言われなくなった。
ただ、ご飯作って、洗濯物洗って、いってらっしゃい、って言って……
ある日、俺は思ってしまった。
俺は薮のお母さんなのか……？、って。
そこからどんどん不安になってきて。
その最中、薮は知念とよく遊ぶようになった。
薮が俺といる時よりも、楽しそうにしてて。
不安で胸がズキッ、となる。
もしかして、薮は俺のこと好きじゃないのかな。
俺がいると生活が楽になるから告白もOKしたのかな、って。
夜ご飯も1人で食べることが多くなって。
もう、俺、いらないのかな……
八「もう……俺フラれるのかな……薮に」
涙がポタリ…ポタリ…と服にシミを作る。
伊「……」
有「……薮くん、ひどいね。」
八「や、薮は、、悪くないよっ……俺がただ勝手に不安になってるだけだから……」
伊「光はお人好しだね」
八「……！」
有「ちょっ、伊野ちゃん言い方……！」
伊「もっと気持ちぶつけたら？薮にあーしてほしいとかこーしてほしいとかさ。光はほんと空気読みすぎだよ」
八「で、でも…俺がそんなわがまま言ったら……！」
伊「わがままとか思ってるんだったら、別れた方が楽だよ」
有「伊野ちゃん……！光くん、落ち込まないでいいからね……！……ちょっ……光くん？！」
俺は居ても立ってもいられず、慌てて薮の元へ走った。
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aiotcnyyy(プロフ) - 美音さん» あり岡です！どっちか分からなかったので、助かりました！ (2018年7月9日 22時) (
レス) id: e125c685a0 (このIDを非表示/違反報告)
美音 - コメント失礼します。たぶん伊野尾くんは光くんのことを「光」って呼び捨てで呼んでると思います!! 更新がんばってください!! (2018年7月9日 22時) (レス) id: 0ff438b28e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aiotcnyyy | 作成日時：2018年7月4日 3時
