5、馬鹿な萩原研二 ページ6
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ある1人の警察官の携帯の着信音がこの爆弾のあるマンションに鳴り響いていた。
萩原「感光起爆を放電化、水銀レバーから白いコード、液晶パネルから.....」
萩原はそこまで言うと携帯を取りだし電話に出た。
萩原「松田、何の用だ?」
松田「萩原ァ、お前なにのんびりやってんだ!
さっさとバラしちまえよ!」
マンションの下から電話に向かって松田が大声で言った。
萩原「おいおい、そうが鳴りなさんなー
もうタイマーは止まってんだからよ。」
と少し笑いながら手を少し動かす。
萩原「そっちは終わったのか?」
松田「案外単純な仕掛けだったからな。
あの程度ならーーー」
萩原「ーー3分もありゃ十分だ。だろ?」
萩原が松田がそう言う事を分かっていたかのように上から言った。
松田「.......チッ」
萩原「あは笑笑」
松田がそういえば、と言うかのように言葉を続けた。
松田「ついさっき上の奴らがお前の解体が遅すぎるからって逢沢をそっちに寄越したからよ。」
萩原「はァ?俺には朝飯前だってんのにAちゃんが無駄な労働力使っちゃうだけだよー。」
松田「まあそう思うんだったら早く解体するんだな。」
萩原「そうだねェ、Aちゃんに迷惑掛けるわけにはいかないし!頑張りますかァ」
松田「ところでお前、ちゃんと防護服は着てるんだろうな?」
萩原「あんな暑っ苦しいもん着てられっか!」
松田「馬鹿野郎!死にてェのか!!」
萩原「んま、そん時は仇取ってくれよ」
逢沢「ーーおはぎ何物騒な話してんのよ」
萩原「Aちゃんはいつもこの倍は物騒な事言ってたけどね?
って!!もう着いてたの??」
逢沢「グラサンとおはぎが恋人のように長ーい電話をしてるうちにね。」
萩原「でもごめんねェ、もう、解体は終わって....」
爆弾の方に目を向けた逢沢はまるで死の直前のように目を見開いた。
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水原(プロフ) - あやなみ。さん» ありがとうございます!低浮上かもしれないのですがそれでもよろしければ...!これからも更新頑張ります! (3月23日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - 水原さん» 初めまして!とても面白いです、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます (3月21日 8時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
水原(プロフ) - マヤさんさん» めちゃめちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (9月11日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
水原(プロフ) - マヤさんさん» すごく考えて頂いてありがとうございます!!とっても参考になりましたー! (9月11日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
マヤさん(プロフ) - 小説サイコ〜です!!O(≧∇≦)O (9月5日 2時) (レス) id: c821e834ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水原 | 作成日時:2023年8月20日 23時