同期の危機を自分に全振りした結果【名探偵コナン】【警察学校組】

42、事件の犯人 ページ43

No side





逢沢「見た感じ出血量少ないしそこまで尖っているもので殴られていない。





あと死後そんなに経ってないでしょ、この人。」







逢沢は倒れている被害者に近づいて観察していた。






高木「そ、そうです...」






逢沢「やっぱりね。






どうせ貴方が第一発見者なんじゃないんですが？違う？」







先程まで死体を見ていた逢沢が清掃員の方を向く。






清掃員「....そうですけど。」






少し詰まりながら清掃員が応えた。






逢沢「おっと私天才ビンゴじゃん。












ーーそれじゃ、その掃除用具入れの中見させてもらってもいいですか？」






清掃員「！！」







清掃員は明らかに動揺した様子だった。






目暮「見せていただいても？」






清掃員はその場で少しも動かず、答えもしなかった。






逢沢「見せられませんよね？？






だってーーー凶器が入ってるから。」






清掃員「っ」






松田「それは本当か？？」






逢沢「本当だよ。恐らく凶器は飲料の缶。






そこのゴミ箱に砂と石が大量に入ってました。






だから掃除用具入れの中に不自然に土や石が着いている缶が入ってると思います。






あと、殴る時に遠心力をつけるためのストッキングも入ってるんじゃない？」






缶に石と砂を重くなるほど入れてその缶をストッキングに入れて思いっきり振り下ろせば撲殺出来るのだ。






工藤「なるほど...それならただの缶でも立派な凶器になりますね。」






松田「じゃあほんとにアンタが？？」






清掃員「....っ」






目暮「本当ですか？」






先程まで黙り込んでいた清掃員が顔を上げた。






清掃員「......そうですよ。





私がアイツを殺してやったの！！





あんな奴...死んで当然だったの！」






逢沢「.....じゃあ事件解決....だね」






目暮「...連行しよう。」






高木「は、はい！」






全員こんなあっさり終わると思っていなかった。







目暮と他の捜査一課の人たちは犯人を連行して行った。






清掃員の近藤は殺されていた前川とは高校の同級生で、近藤は前田にお金を巻き上げられたり殴られたりしていて、復讐を決心していた。






そして今になってようやく復讐を果たそうとしたのだ。






松田「お前ェ強行犯係の方が向いてるんじゃねェか？？」






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