2、兄に贈る写真 ページ3
.
「諸君!卒業式おめでとう!
君たちはこれから幾多の困難に直面すると思いますが....
ここで学んだ精神を胸に秘め....」
降谷たちの卒業式がいよいよ始まった。
萩原「ところで陣平ちゃん、さっき制服のままでどこ行ってたんだよ?」
卒業式だろうが黙って話を聞かないのが彼らだ。
松田「ああ....景光の旦那が兄貴への手紙に写真を入れてぇつーからよ。
零と一緒に撮るの付き合ってやったんだよ!」
逢沢「え、それ圧倒的人選ミス....」
手を口に添えてうわ....という表情をした。
松田「うるせえ!どこが人選ミスだ!あァ?」
降谷「またいつものがまた始まる...」
伊達「どこで撮ってきたんだ?」
諸伏「近所のコンビニでインスタントカメラを買って撮ったんだ。
制帽被って、もちろんこの儀礼用の装飾は外したけどね。」
降谷「でも松田...その手紙を出す前に写真を確認するって1度開けてたけど、
ちゃんとポストに入れたんだろうな?」
松田「おうよ!出しといてやったぜ!」
そういいながらスマホをピッピッといじり出した。
松田「この通り、男前にしてな♡」
松田が見せたスマホの画面にはいつもの諸伏じゃなく、髭が少し書き足されていた諸伏だった。
伊達「ヒ、ヒゲを書き足してやがる?!
警察官になりたてで髭はありえねぇだろ!?」
逢沢「あはっ松田のそゆとこ嫌いじゃないわ」
と逢沢はツボに入ったのか笑い転げながら言った。
松田「え''ーーーイケてると思ったんだけどよ....」
スマホに写るヒゲあり諸伏を見ながら嘆いていた。
降谷「松田....お前なァ....」
そう言う降谷と松田の隣で諸伏がそのスマホの写真を見ながら、
諸伏「確かに...髭面も悪くないな...」
と言った。
伊達「.......」
萩原「.......」
逢沢「........」
松田「.......」
降谷「........」
諸伏「え?何?」
「俺なんか変なこと言った?」と少し慌てる諸伏と、目が・になって凄く驚いた顔をする五人。
萩原「いや、変わったなァって....」
伊達「両親の敵を確保したからな!」
逢沢「あの諸伏が...変わったねぇ」
松田「一皮むけたってヤツなんじゃね?」
諸伏「そうか?」
そういう諸伏の後ろで降谷が微笑んでいた。
「では百田陸郎警視総監から祝辞を....」
355人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水原(プロフ) - あやなみ。さん» ありがとうございます!低浮上かもしれないのですがそれでもよろしければ...!これからも更新頑張ります! (3月23日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - 水原さん» 初めまして!とても面白いです、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます (3月21日 8時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
水原(プロフ) - マヤさんさん» めちゃめちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (9月11日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
水原(プロフ) - マヤさんさん» すごく考えて頂いてありがとうございます!!とっても参考になりましたー! (9月11日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
マヤさん(プロフ) - 小説サイコ〜です!!O(≧∇≦)O (9月5日 2時) (レス) id: c821e834ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水原 | 作成日時:2023年8月20日 23時