18、2度目の爆発 ページ19
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あるトレンチコートを着た男が自分の携帯に何かを打ち込む。
ドオォォォォァァァァァァァァァンンン!!!
突然とてつもなく大きな音をたてて2度目の制御盤で爆発が起きてしまい炎上していった。
怪我人こそ居なかったが、その影響で今度は観覧車が止まってしまって、ゴンドラが大きく揺れた。
佐藤「止まった....?!」
白鳥「っ早く消化を...!!!」
白鳥と目暮警部は2度目の爆発で起きた火事を消化しに走った。
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逢沢「.....チッ......厄介な事になっちゃったなぁ....」
すると逢沢の元に1件の着信が来た
誰かなと思いながら一応着信元を見ておく。
松田「おい逢沢、大丈夫か?」
逢沢「うん、大丈夫だよ。
だけど今の振動で妙なスイッチが入った。」
松田「まさか....水銀レバーか?!」
佐藤「水銀レバーって?」
松田「僅かな振動でも中の球が転がって球が線に触れでもしたらお陀仏だ。」
逢沢「私が吹っ飛ぶのを見たくなかったらゴンドラは絶対動かさないでね?」
松田「あたりめェだ!」
佐藤が自信の腕時計を見た。
佐藤「で、でも!爆発まであと5分もないわよ。」
逢沢「この程度の仕掛けなら3分もあれ....ば....」
爆弾を見ていると突然液晶パネルに文字が流れてきた。
松田「なんだ逢沢、俺の口癖がうつったか?」
逢沢「........」
佐藤「....?Aはなんて....?」
松田「何故か何も言わないんだ.....」
''勇敢なる警察官よ''
逢沢「.......勇敢なる警察官よ。」
松田「あァ?」
''君の勇気を称えて褒美を与えよう''
逢沢「...君の勇気を称えて褒美を与えよう。」
松田「お前ェ....何言ってんだ?」
''もう一つのもっと大きな花火の在処のヒントを表示するのは''
逢沢「もう一つのもっと大きな花火の在処のヒントを表示するのは....」
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''爆発3秒前、健闘を祈る''
逢沢「..…爆発3秒前、健闘を祈る。
これがたった今液晶パネルに表示された文章だよ。
どうやら爆弾を止めてパネルの電源が落ちると二度とそのヒントは見れないらしい…
つまり犯人は最初から警察の誰かをゴンドラに閉じ込めてこの文章を見せるつもりだったって事だね。」
逢沢はどこか落ち着いた声色で言い放った。
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水原(プロフ) - あやなみ。さん» ありがとうございます!低浮上かもしれないのですがそれでもよろしければ...!これからも更新頑張ります! (3月23日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - 水原さん» 初めまして!とても面白いです、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます (3月21日 8時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
水原(プロフ) - マヤさんさん» めちゃめちゃ嬉しいです!ありがとうございます! (9月11日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
水原(プロフ) - マヤさんさん» すごく考えて頂いてありがとうございます!!とっても参考になりましたー! (9月11日 10時) (レス) id: 916908b984 (このIDを非表示/違反報告)
マヤさん(プロフ) - 小説サイコ〜です!!O(≧∇≦)O (9月5日 2時) (レス) id: c821e834ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水原 | 作成日時:2023年8月20日 23時