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hkside

薮が来て俺の生活は変わった。


のだろうか……?

普通にいじめの標的が増えただけなんじゃないだろうか。
でも、薮はいつも俺を守ってくれる。代わりに自分が傷ついて俺を守ってくれる。


でも……


傷つく薮を見てられなかった。
だって、大好きな薮だもん。大好きな人が傷つくのに悲しまない人なんていないもん。


薮「光は傷ついてない?」


いつも傷だらけで言ってくる薮に涙がこみ上げてくる。

でもね、俺はいつも微笑んで、


八「うん、ありがと」


って、言うんだ。それが薮にとって少しでもの癒しになればと思って。


薮「よし!今日、あのもみの木に行こう!」

八「え?」

薮「あ、忘れてるよな、やめ「行く!」」

薮「え?」

八「行こう?」

薮「……うん」

_____


薮「やっぱ、でけぇな、この木」

八「だよね」


ふぅ……と息をはく薮。
昔とは違って、大人の雰囲気に胸が高鳴る。

夕日は沈みかけていて、夜の一番星が見え始めている。


八「傷、、大丈夫?」

薮「光こそ」

八「俺はいいの!」

薮「もう……」


薮はやっぱり俺のことを心配してくれる。
ほんとに優しい。


八「なあ、薮……」

薮「ん〜?」

八「大人になったな」

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作者名:aiotcnyyy | 作成日時:2018年1月27日 14時

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