空色に憧れて。【そらびび】

罰ゲーム ページ41

そらびびside

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「じゃあ、負けた方が相手のモノマネするって事で！」

頭を悩ませて、やっと思いついたのがこの案。

(まゆめさんの俺のモノマネ…。見たい…。)


逆に俺が負けた時は彼女の真似をしないといけない、という事は正直どうでもよかった。

いつも通り、無理やり押し通せば何とかなるだろう。



「いいですよ！」

彼女は何故か明るく、笑顔で返す。


そこまでゲームに自信があるのか。

それとも、俺がなめられているのか。

(どっちにしろやべーぞ、こりゃあ。)



「じゃあ、この罰ゲームで続きやりましょー。」

結局、三ストック制を三回して、最後に負けた方がモノマネをする事になった。


俺だってゲーム実況者としてのプライドは、多少なりともある。

(絶対負けねぇ。)

プライドを失わないため、まゆめさんの恥ずかしくなりながらする俺の真似を見るため。



「えいっ！！！」

ゲーム再開直後、直ぐに攻撃した。

「え、ちょ、待っ、早くないですか！？」

彼女のカービィは良くぶっ飛んで場外へ行った。


ずるい？最低？

そんな言葉は俺の辞書に無い。

今は彼女が赤面するのがみたい、俺の真似をするのが見たい。

(作戦の一種だし、下心でもないし。)

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